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陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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続・旧暦の話

昨日の話の続きです。

地球という星は太陽だけの影響で成り立っている訳ではありません。月の影響を強烈に受けています。旧暦は太陽太陰暦といって太陽と月の両方を考えて作っています。新暦は太陽だけで暦を作り、一見合理的にわかりやすくしています。でも月の影響は計り知れません。
潮の満ち干、誕生と死、人間の生理、すべて月の影響があります。

何故こんなことを考え始めたのかというと、例えば中国やタイなどでは旧暦のお正月を大々的に祝うという話を聞いたからです。日本では西暦のお正月を大々的に祝うけれど、昔からあった旧暦のお正月は無視ですよね。これ、ちょっと変だと思い出したのです。
大体、西洋でも西暦の1月1日は、1日だけ休む程度で、クリスマスが本当のお祭のようです。世界中で西暦の1月1日に真面目に祝っているのは日本だけかもしれないと思います。
日本は病的に西洋志向なので、こういうことになるのでしょうか。

それにしても、不思議なのは、俳句をやっている人は、季節に敏感なのですよね。こういう人達はこの季節のズレをどう対処しているのでしょうか。

私の考えでは、暦もバイリンガルでいいのではないか。
新暦は対外的なもの。
旧暦は国内で使う。
これから私は生活の中に旧暦を取り入れようと思います。
by sueki-k | 2012-02-17 00:59 | 佐藤けいのエッセイ