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陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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美とは(byけい)

今年は、7月から8月上旬にかけて雨ばかりで、お盆のころから晴れましたが、もう秋の風情、夏がなかった感じです。今、我が家はそろそろ秋の花が咲き始めています。レンゲショウマは満開ですし、ミズヒキも咲き始めました。写真は釣鐘人参です。釣鐘型の可愛い花をつけ、根っこが太いのでこの名があります。桔梗科の花で、新芽は食べられますが、私はまだ食べたことがありません。来年は試食してみたいですね。
美とは(byけい)_c0178008_2027915.jpg

ところで、「美しい」とはなんでしょう。いろいろな花を見て、美しいと感じる花とそうでもない花があります。植物からみたら余計なお世話というかもしれませんが、でも人間の勝手ながら、綺麗とそうでもないのがあるのは事実です。この「美しい」というのはなんだろうと考えます。私のような仕事にとっては重要な課題です。
もっと卑近な例でいうと、美人というのはどういう基準からくるのでしょう。この間捕まった酒井法子は美人の範疇に入りそうですが、では彼女のなにが美人なのか、よく解りません。眼が大きいと美人なのか。鼻筋が通っていると美人なのか。口の大きさは?
漫画家に是非聞いてみたいですね。美人を描く時はなにを意識するのか。眼を大きくすると美人っぽくなりそうですが、そんな単純でもなさそうです。
勝手な解釈をさせていただくなら、動物学的には、生命力の強いのが美人なのかもしれません。でもこれは抽象的で、わかったようなわからないような・・・ですね
以前ピカソ展を見たとき、あの前を向いているのか横を向いているのか判らない有名な絵を見ていたら、だんだん美人に見えてきました。うーむ、ますます解らない。
美しい大壷とはどんな形なのか。私にとっては一生の課題です。
by sueki-k | 2009-08-22 20:50 | 佐藤けいのエッセイ