陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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いわき特集(3)

飲み屋で出会ったY氏が翌日被災地を案内してくれました。
私は車で行ったので、自分で見て歩こうと思っていましたが、Y氏に案内していただいてラッキーでした。というのも、ちゃんと見るポイントがあって、無駄なく歩けたからです。もう一つ、進入禁止のところもY氏の顔でフリーパスでした。お陰で普通では見られないところも見ることが出来ました。
一昨日の写真は、ある全滅した部落の一部です。もう4ヶ月半経っていますが、いまだに異臭がします。そこはほぼゼロメートル地帯で後ろが崖になっているので、逃げられなかったようでした。
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上の写真は堤防のカケラです。津波の威力を語っています。こんなコンクリートを壊してしまうのです。水は柔らかいイメージですが、一気にくると硬いのですね。よくプールに下手に飛び込むと胸が赤くなります。あれと同じなのでしょう。
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いわきには海水浴場がたくさんありましたが、放射能のせいで数十年は使えないでしょう。
美しい海を見ていると痛々しいですね。
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by sueki-k | 2011-07-31 23:44 | その他

いわき特集(2)

昨日の続きです。

27日に義捐金を寄付し、夜、横山さんと夕食を共にし、ホテルに戻りました。夕食はホテルから離れていたので、酒は飲みませんでした。で、ホテルに戻って、その辺で一杯やろうと出掛けました。せっかくなので、地元の人と話ができればと思い、飲み屋を物色しました。こういう時は小さな店がいいですよね。絶対駄目なのは、大型チェーン店です。歩いているうちに、「家庭料理ほ乃か」という店が眼に入りました。小さな店です。ここにしよう。店に入ると男性客が二人いました。私はビールを飛ばして、お酒を注文しました。出てきたツキダシが魚と大根の煮物でとても美味しかったので、この店はいいと思いました。(実際良い店です。ママは美人で気立てがいいし、近くだったら通いたい店です。)
さて、お酒をチビリチビリやりながら隣の話を聞いていると、やはり原発の話をしています。そうですね。いわき市にとっては原発は切実な問題です。
しばらく一人で飲んでいるうちに、「どこから来たの」とか訊かれて話に入って行きました。そしてこれこれこういう訳で、義捐金を寄付に群馬から来ました、明日はせっかくだから、被災の現場を見るつもりだと言いました。そしたら隣のY氏(名刺を頂きました)が感激して、明日案内してくれるというのです。
お陰で翌日、普通では見られないところをたくさん見ることができました。(Y氏は復興の仕事をしているので、進入禁止のところもフリーパスなのです。)その辺は明日のブログに詳しく書きます。
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写真は案内していただいたうちのひとつで、道が浮き上がっています。実物をみるとスゴイです。
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by sueki-k | 2011-07-30 23:48 | その他

いわき特集(1)

昨日、このブログに書いたように、27日、28日といわき市に行って、義捐金を寄付してきました。
何故いわき市なのか、理由はいろいろあります。
①3月下旬に我が家の隣にいわき市の老人施設から8名避難してきて、食事などお世話をした。
②我が家の窯のレンガはいわきシャモットという会社のレンガで、今も少しレンガを注文している。
③10年くらい前にいわき市で2,3回個展をしたことがある。
④やはり10年くらい前に、東京で個展した時に、いわき市の人が大壷を買ってくれたので、お届けに伺ったことがある。
それ以外にも何かと縁があり、今回いわき市に寄付することにしたのです。赤十字だと何時、どこへ寄付されるのか判りませんからね。

という訳で、いわき市に行ってきました。振り込んでも良いのですが、やはり直接渡したかったのと、震災地を直接この眼で見たかったので、敢えて車で行って来ました。
いや、実に有意義でした。すばらしい出会いがありました!

27日は①の老人施設「こころの駅」の社長さん(横山さん)が、市役所に来て立ち会ってくれました。
寄付の場では地元の新聞社が2社取材に来てくれました。市会議員も一人立ち会ってくれました。
141万2423円を寄付したわけですが、大金を持ち慣れていないので、渡したときはほっとしました。
そして、「こころの駅」を見学し、夜は横山さんと食事をしました。
ホテルに戻り、そこからが面白かったのです。
続きは明日にします。
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写真は翌日に回ったときの写真です。
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by sueki-k | 2011-07-29 23:14 | その他

寄付をしてきました(byけい)

昨日、今日といわき市に行って、義捐金を寄付してきました。
この義捐金は、5月25日から29日まで高崎高島屋でやった「佐藤火烓チャリティー作陶展」(売り上げの全額を寄付)の売り上げです。
詳しくは5月21日&30日のこのブログをご覧ください。
正式な金額は141万2423円です。(これは消費税を抜いた金額です。うちの税理士さんの話では、消費税は自分のものでなくて、国の代わりに預かったものなので、売り上げの全額というのは消費税を抜いた金額なのだそうです。)
今回の「チャリティー佐藤火圭作陶展」に協力していただいた人達に心より感謝申し上げます。近々高崎高島屋に行って報告し、この領収書を公開していただきます。
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地元の新聞社2社が立ち会ってくれました。

今回の寄付は、単純にいわき市に振り込めばいいのですが、敢えてわざわざ出かけたのは、いろいろな縁があったのと、振り込むのではいかにも味気ないからです。
そして、行ってよかったことがありました。

明日から数日間いわき特集をします。
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by sueki-k | 2011-07-28 23:28 | その他

原発の話(3)《ある会話》

昨日、水を播いたらミヤマカラスアゲハ来ました。
大きなアゲハチョウでとてもきれいで、感激しました。
日本は美しい国です。
きょうのラジオで言っていましたが、日本は世界一豊富な海洋動物の国だそうです。
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私の主観で言わせてもらうなら、日本は世界で最も美しい土地です。それを放射能のいう毒で世界でもっとも汚い土地にしてしまった。

今年、3月下旬の話です。

高崎の知り合いの飲み屋で飲んでいました。たまたま私の高校の後輩が来て一緒に飲みました。彼は文化庁の役人です。仮にB氏ということにしましょう。この飲み屋は私の同級生の弟の店で、仮にA氏とします。3人で明け方まで飲み、私は久しぶりに悪酔いしました。

原発の話になって、私は原発はなくすべきだと主張しました。その為に電気を使う量を減らしても良いと。
B氏いわく「佐藤さんはそれでも良いかもしれないが、一般の人達はそうはいかない。今更昔の不便な時代には戻れないから、原発は続けるしか仕方ない」
私「原発の電力が30%だというなら、オレはその分不便でもいいから節約してもいい。A君はどう思う?」
A氏「オレは便利でなおかつ安全がいい」

私「それにしても、福島県の人達は可哀想じゃない?」
B氏「いや、今まで良い思いをしてきたのだからいいんだ。」
私「それにしてもバランスが悪い」
B氏「それならもっと要求すればいいんだ」

こういうのを「上から目線」というのでしょうか。
ただし、これあくまで3月下旬の話です。今はもう変わっているかもしれません。

今より不便でもいいから、私は放射能のない国に暮らしたい!!
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by sueki-k | 2011-07-27 00:00 | 原発の話

子犬の名前

子犬が産まれて、はやくも一か月とちょっとたちました。まさに可愛い盛り。
人の気配がすると、遊んで 遊んで、と寄ってきます。足に絡み付いてくるので、すり足でそっと歩かないといけません。
人の靴をおもちゃにしてしまうので、今日はしつけの第一歩。「靴を叱る」をやってみました。子犬を叱っても、まだ意味を理解できないので、靴を叱るところを子犬に見せるのだそうです。子犬は靴を恐がってイタズラしなくなるというわけです。
明日の朝、どうなっているか楽しみです!
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ミルクの子供なので、ミルクがらみの名前を考えました。
左から、あまえんぼうの「クリーム」(雄)、やんちゃな「チーズ」(雄)、
しっかり者の「チョコ」(雄)、のんきな「プリン」(雌)。
みんな元気に育っています。
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by sueki-k | 2011-07-21 21:59 | めぐみ

原発の話(2)《確率について》

17日の講演は無事終わりました。
我が家は、子犬が元気で賑やかです。
明日、久しぶりにめぐみが子犬のブログを書くと言っています。
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さて、今夜は原発に関して、確率の話をします。
私は大学時代に一時数学者を目指していたので、こういう話は得意です。(つい先日、私の三男と飲んだ時に、彼が数学をやりたいと言いました。これ、DNAでしょうか)

3・11の地震は千年に一度と言われています。これちょっと待ってください。千年に一度というと確率1000分の1と思いませんか。1000分の1の確率の地震だったら仕方ないと。
これ数字のマジックです。
「千年に一度の地震」というのは、1年間に起きる確率は確かに0、1%です。でも我々の人生は1年ではありません。一応判りやすく100年ということにしましょう。100年の間に「千年に一度の地震」が起きる確率は10%です。その10%の確率の地震が今回起きてしまったわけで、これ珍しくもなんともないと思いませんか。
もう少し言います。今の話は原発が1基だけの話です。仮に10ヶ所原発があると、そこに100年間に「千年に一度の地震」が起きる確率は100%になります。今回の地震は起きて当たり前なのです。
今回は「千年に一度の地震」だったからいいものの、もっともっとすごい「1万年に一度の巨大地震」が100年(10ヶ所)に起きる確立は10%です。
私は地震で死ぬのは許せるが、原発で死ぬのはいやです。
もっと不便で、貧乏でもいいから、安全な生活を望みます。
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by sueki-k | 2011-07-20 23:00 | 原発の話

講演会(byけい)

きょうから、このブログは週1回とします。
名づけて《週一ブログ》。これなら続けられそうです。
何故なら、このブログ、楽しみにしている人が結構いるので、サボっていると申し訳ないからです。かといって、ブログのために仕事を犠牲にはできません。《週一ブログ》は苦肉の策です。
基本的には月曜日、それが駄目なら火曜日、それが駄目なら水曜日。要は週初めに書きますので、週の後半でご覧ください。

さて、きょうは宣伝をさせていただきます。
今度の日曜日、前橋で講演をします。
内容は以下の通りです。

煥呼堂骨董舎「美術・歴史講座其の1」
陶芸家・佐藤火圭「須恵器」を語る
日時;7月17日(日)午後1時~3時
場所;煥呼堂骨董舎(前橋市本町・煥呼本店3階)
受講料・無料
予約優先
お申し込み・お問い合わせ先;煥呼堂骨董舎090-2660-8011
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2時間にわたって、須恵器の話をします。2時間というとたっぷり時間がありますので、中身の濃い話が出来ると思います。
皆さん、是非お越しください。観客が少ないと寂しいですからね。
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by sueki-k | 2011-07-11 23:24 | 展覧会

ミヤマクワガタ(byけい)

昨日の夜、外で酒を飲んでいたら、蛍が飛んできました。
我が家は森の中にあり、敷地内に沢が流れています。どうやらそこに蛍が住んでいるらしく、今頃の季節になると、我が家まで飛んできます。不思議なのですが、蛍も他の昆虫と同じように、光に向かって飛んできます。書斎の窓に来ることもあります。
これ写真に撮れるといいのですが、残念ながら、私の技術では無理です。で、写真はクワガタ虫を載せます。
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我が家にはミヤマクワガタがいます。ここに引っ越す前は普通のカブト虫が飛んできました。そこは標高600mでした。今の我が家は標高700m。100m変わると生態系も変わるのでしょう。ここはカブト虫でなく、ミヤマクワガタです。雄も雌もやってきます。確かミヤマクワガタは高価だから、捕まえて増やすといいかもと思いますが、そんな暇ないですね。
以前読んだムツゴロウさんの本に、「頑張れ、昆虫採集業者」というエッセイがありました。要旨はこうです。その当時、カブト虫などをデパートなどで売っていて、それを自然破壊だと批判する人がいました。それに対してムツゴロウさんは反論したのです。昆虫などを買うのは不自然としても、飼うことは良いことだ。飼うことで生物に対して愛情が育まれる。それが大事だ。その愛情が将来自然を保護することにつながる。一番恐いのは、そういうことをしないエリートが官僚になって、平気で自然破壊することだ。
林道1本作るだけで、ものすごい数の昆虫が殺されます。昆虫採集の比ではありません。
最近は昆虫採集は自然破壊という理由で、お勧めではないようですが、いいのではないでしょうか。
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by sueki-k | 2011-07-05 01:17 | 動物

子犬はやはり可愛い(byけい)

しばらくご無沙汰しました。
というのも、6月16日から山口県宇部市で個展があったのと、6月30日から越谷市(埼玉県)で個展が始まったのとで、忙しかったのです。跳びまわっていました。
その間、いろいろなことがありました。
書きたいことがたくさんあるので、また、ブログを再開します。というのも、このブログを見て、きょう、私の陶芸教室に入会した人がいるからです。
私の陶芸教室は2年前から「仕事場開放」という名前で始めました。気楽な陶芸教室で、朝10時から、好きな時に来て、好きな時に帰る、なお且つ、月謝はなく、来た時だけ、場所代2000円を頂くというシステムです。
今日入会したMさんは、たまたまこのブログを見つけて、陶芸教室をやっているということを知り、やってきたという訳です。そうなると、ちょっと真面目に書かなければ、と思った次第です。

さて、子犬たちが眼を開きました。超可愛いです。
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子犬が何故こんなに可愛いのかというと、子犬に限らず、赤ん坊というのは母親の庇護なしには生きて行けない、だから思いっきり可愛い存在となって愛してもらう。純粋に「be loved」の存在です。ハゲタカの子供だってきっと可愛いのです。(人間の世界ではこの辺が狂ってきています。)
そこで思うことは、年を取るということは、醜くなるということなのですね。もう誰にも愛される必要はないからです。でもこれは、純粋に「love」の存在になることです。私はそこに向かって生きてゆきます。
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by sueki-k | 2011-07-04 00:00 | 子犬とエッセイ