陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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チャリティー作陶展の結果(byけい)

「東日本大震災チャリティー佐藤火圭作陶展」が昨日終わりました。
大変たくさんの人が来てくれて、大盛況でした。100万円の目標を大きく越え、消費税抜きで134万円くらい集まりました。来月下旬にいわき市に直接持ってゆくつもりです。その時はまたこのブログでお知らせします。
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今回の個展は、案内状を殆ど出しませんでした。というのも、私の収入はゼロですので、経費を使うわけにいかなかったからです。
マスコミだけが頼りでした。
朝日新聞と読売新聞と上毛新聞がちゃんとした記事にして、紹介してくれました。また、ネットの新聞「高崎前橋経済新聞」も紹介してくれました。もうひとつ、ラジオ高崎が実況中継してくれました。そのお陰で、たくさんの人が来てくれたわけです。
来て購入して頂いた人に感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、私は今日から災害復興します。
割れたと思って寄付しようと考えたわけで、400~500点くらいの作品が無くなりました。災害に遭ったのと同じです。瓦礫がないだけマシでしょうかね。
窯が残っているので、明日からバンバン造ります。
頑張ります!
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by sueki-k | 2011-05-30 19:08 | その他

チャリティー作陶展のお知らせ

5月25日から5日間高崎高島屋でチャリティーの作陶展をやることにしました。
ご案内は以下の通りです。

「東日本大震災チャリティー佐藤烓作陶展」のお知らせ
《通常の半額で販売し、売り上げの全額を寄付します!》
此ノ度の東日本大震災は目を覆いたくなるような大惨事です。
私は20年程前、岩手県遠野市に6年間住んでいました。釜石、大船渡、陸前高田には知りあいも多く、よく遊びに行きました。あの人達はいったいどうなったでしょうか。また、いわき市とも縁が深く、個展をしたり、レンガを仕入れたり、3月にはいわき市の老人施設の人達8人を受け入れお世話もしました。居ても立ってもいられない気持ちも、4月の穴窯の窯焚き、そして連休の窯出し展のため眼をつぶるしかありませんでした。その間、私になにか出来ないものだろうかと考えてきました。寄付や節電もしますが、私にしか出来ないことーーーそれは私の作品です。この作品をお金に換えて寄付しようと思い立ちました。焼物を被災地に送ってもたいして喜ばれないでしょうが、これをお金に換えることは出来る。
 震災後、私の友人の陶芸家(益子在住)に電話をしたところ、いくつかあった窯は全部壊れ、作品もたくさん割れたそうです。幸い私の窯は無事でしたし、作品も湯呑みが20個割れた程度です。あの被災地に比べれば被害はゼロといっていい。ならば私の作品も地震で割れたと思って寄付すれば良いと考えました。
 売り上げの全額を寄付したいと思ったので高崎高島屋さんに相談したところ、快く場所を無料で提供してくれることになりました。
 よって、売り上げの全額を被災地に寄付しようと思います。
 お客様に喜んでいただくために通常の私の価格の半額にします。
是非たくさんの人にきていただき、1円でも多く寄付したいと願います。皆様、よろしくご協力ください。
概要は以下の通りです。

名称;東日本大震災チャリティー佐藤烓作陶展
内容;売り上げの全額をいわき市に寄付
期間;2011年5月25日(水)~5月29日(日)
場所;高崎高島屋5階食器売り場
お金の流れ;いったん高島屋さんに入金し、その後佐藤烓に高島屋から振込み、佐藤烓が直接いわき市に持ってゆく。後ほど高島屋にその受取書を公開する。

100万円を目標にしています。これは、お金持ちがポンと寄付するのと意味が違います。みんなが動いて、ガソリン使って高島屋まで来て、食事をしたりして経済が活性することに意味があると思っています。皆さん、是非お越しください。
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by sueki-k | 2011-05-21 01:27 | その他

記憶(byけい)

山芍薬が咲きました。私の好きな山野草の筆頭です。
なんと気品があるのでしょう。普通の芍薬は中国からやってきたもので、豪華です。山芍薬は日本の山に自生しているものです。なんだか日本と中国を象徴している感じです。
私はこの山芍薬が断然好きです。
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私は3月4月と一昨日まで、超多忙でしたが、ピアノの練習は続けました。
あまり忙しいと練習をやる気力がなくなります。
で、私がそんな時編み出した練習方法は、とにかく、練習曲・課題曲を2回、眼をつぶってやるのです。本当は出来ないところを集中的にやるとか、ちゃんとした練習方法があるのでしょうが、忙しいときは、そんなこと考える気力もなくなります。
そういう時、私はとにかく義務的に2回やることにしています。

これにはちょっと理由があります。
人間の脳の記憶には2種類あるそうです。
最初にまず、「海馬」というところに記憶されます。そこの記憶はすぐになくなります。というのは、忘れるということも大切だからです。
同じものがその日のうちにもう一度入ってくると、これは大事な事だと認識して、こんどは前頭葉というところに記憶されるのだそうです。これは脳科学の話です。前頭葉に入ると記憶は消えにくくなるのだそうです。
つまり、私が2回弾くというのは、音符をなんとか前頭葉に入れたいからです。

皆さん、へそくりを隠した時は必ず、その日のうちに確かめて、記憶を前頭葉に入れましょう。
以前、私は本の中から20万円発見したことがあります。
多分、隠して忘れていたのだと思います。それとも、あれは女房のへそくり?
気をつけましょうね。
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by sueki-k | 2011-05-16 23:59 | 佐藤けいのエッセイ

百合根(byけい)

きょうは灯油窯の窯出しでした。
でもそれ以外は、珍しく遊んでいました。
いえ、遊びといっても全力投球です。

きょうは、近くの道端に茜を発見したので、うちの敷地に移しました。
植物を植える場合、もっとも重要なのは、環境です。一番大事なのは、日当たり。これで殆ど決まります。つまり、日向が好きな植物を日陰に植えると元気ななくなります。日陰が好きな植物をがんがん照りのところに植えるとまず消えていなくなります。
茜はどうでしょう。こういう場合はそれが自生している環境を観察します。茜は多分半日陰が好きです。で、茜を採ってきて(これらは草刈で刈られてしまうので、助ける感じです)、良さそうなところに移しました、全部で11株ありました。
移した場所に、去年大きな山百合が生えていました。
去年、この百合はたくさんの花をつけ、ある時ポキっと折れてしましました。その時、この百合は馬鹿だなあと思いました。折れるほどのたくさんの花などつけなければいいのにと思ったのです。ところが馬鹿でなかったのです。今年見たら、小さいのが3本出ていたのです。「そうか、そういう作戦にでたのか。」細ければ、風にやられないわけです。
好奇心が湧きました。一体、地下はどうなっているのだろうか。掘ってみることにしました。そしたら3つの可愛い球根が出てきました。普通それで騙されるかもしれません。しかし・・・去年の茎はさらに下まで続いているではありませんか。思い切ってその下を深く掘り下げました。そしたらなんとでっかい百合根が出てきたのです(直径9cm)。どうです、この百合根。こんなの見たことありません。
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これどうしよう、元に戻すべきか。
いや。食べよう。もう、次の世代が育っているのだ。
ウリ坊と同じ、食して成仏してもらおう。
というわけで、今、百合根の調理方法を考えているところです。
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by sueki-k | 2011-05-15 22:31 | 山野草

茜(byけい)

私の家の敷地内に、茜(アカネ)が自生しています。
茜は古来から、赤い色を染めるのに用いられてきました。
最近は、それが輸入されるようになり、日本産の茜は少なくなったと聞いています。
何年か前に敷地内に茜が自生しているのを発見し、保護してきました。そしたら、だいぶ増えてきました。
我が家の前に「おかいこステーション」という染織の体験施設ができ、そこで草木染をするというので、この茜が役に立ちそうです。
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茜は地味なので、見過ごし易いですが、一度覚えるとすぐ判ります。
まず葉っぱはハート型で、「輪生」です。輪生というのは葉っぱが一箇所から何枚も出ているのをいいます。茜の場合4枚出ています。
面白いのは、この植物はつる性なのですが、その戦略がユニークです。
普通つる性というと朝顔のようにクルクルと巻きつくのを連想するでしょう。でも茜は茎に下向きの細かい棘があり、それでまるでよじ登るように上に伸びてゆくのです。
ハンショウズルという可愛い花が咲く、やはりつる性の植物がありますが、これもユニークです。葉っぱが生えている節から手が出て、それが他の植物にからみつくのです。まるで抱きつくようです。
植物を観察していると、こういう面白いことに出会います。
自然は退屈しません。
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by sueki-k | 2011-05-14 19:30 | 山野草

桜草(byけい)

今、我が家は春爛漫です。
いろいろな花が咲いたり、芽が出たりで、とても賑やかです。
一年の中で最も美しく、楽しい、感動的な季節です。
桜草が咲きました。
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桜草は天然記念物です。といっても桜草すべてでなく、埼玉県の田島というところの桜草が国の天然記念物なのです。
私のところの桜草は、20年くらい前に私の友人が山から採ってきたものです。一株採ってきて植えたらどんどん増えて、今は何百株にもなりました。これは、もっともっと増やしたいと思っています。欲しい人にはあげますよ。
「サクラソウ」は時々「ニホンサクラソウ」と雑誌などに出ていますが、これは間違いで、「サクラソウ」が正確な呼び名です。最近、業者は輸入物のサクラソウを売っているので、「ニホン」をつけたのでしょう。

今、我が家で咲いているのは、フデリンドウですね。
とても可愛いです。
それと最近咲き始めたのが「アマドコロ」です。これも質素で素敵な花です。
少しずつ紹介しますね。
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by sueki-k | 2011-05-13 23:35 | 山野草

ウサギの個展(byけい)

来週、月曜日(16日)から、高崎の「桃李」というギャラリーで、めぐみが個展をします。
ウサギがテーマで、写真のウサギの置物や、ウサギ模様の食器などを出品します。
本来はめぐみがこれを書くべきですが、今、めぐみは必死に絵付けをしているところなので、私が書きます。
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今年はウサギ年なので、ウサギをテーマにしました。
「桃李」は高崎の郊外にあるギャラリーで、自宅を開放して月に一週間だけギャラリーにしています。開店して10年以上になります。群馬県の方、是非行ってみてください。

「桃李」
〒370-0864 高崎市石原町3703-16
電話;027-328-1701
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by sueki-k | 2011-05-12 20:13 | めぐみ

ウリ坊が(byけい)

きょう、村の人がウリ坊(イノシシの子供)を持ってきました。
車ではねてしまったので、食って欲しいとのことでした。もう死んでしまっています。かわいそうですが、明日解体して、食べようと思っています。単に埋めるのより、役に立ってこの世からいなくなる方が成仏できるでしょう。
私は解体する勇気がないので、知り合いの金ちゃんに頼みました。
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8年前にここに移る前に、同じ倉渕の川浦というところに住んでいました。
そこはイノシシがよく出てきました。春に窯焚きをしていると、ウリ坊が窯に近くまできました。2mくらいまで近づいても大丈夫たったので、捕まえようと思いましたが、遠くで親が見張っているのです。もし捕まえたら、突進してきたでしょうね。
きょうのウリ坊、もし生きていたら、飼ってみたかったですね。毎日散歩したら面白いでしょう。豚は飼うと可愛いらしいから、イノシシも同じでしょう。でも大きくなったら、手に負えなくなるかもしれません。
いや、田舎に住んでいると、いろいろなことが起こるものです。
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by sueki-k | 2011-05-11 21:10 | 動物

シドケ(byけい)

食べられる野草に「シドケ」というのがあります。正式名は「モミジガサ」です。
食べるという意味で、私の最も好きな野草です。
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初めて食べたのは、遠野市に住んでいた時でした。ある時飲みにいったら、これが出てきたのです。春菊をもっとクセを強くした感じで、美味しさに感動しました。それ以来私の好きな野草の筆頭になりました。
これ、岩手県の人はよく食べるのですが、群馬ではあまり食べません。
岩手では「スドケ」となまります。
今が旬ですが、1ヶ月後には食べにくくなります。というのも、クセがとても強いので、日差しが強くなると食べにくくなるのです。
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by sueki-k | 2011-05-10 19:20 | 山野草

化粧のこと(byけい)

今日は焼物の話をします。
たまに焼物の話をしないと、何のブログか判らなくなってしましますからね。

焼物の制作技術の中に「化粧」というのがあります。一般的には「白化粧」ですが、「黒化粧」というのもあります。白化粧して焼いたものを「粉引(コヒキ又はコビキ)」と言い、人気のある技法です。
写真は、手前が白化粧したもの、奥が化粧する前のものです。
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これは、赤土(陶器)の上に白い磁器土(磁土)を化粧したものです。そうすると、本体は陶器で、表面は磁器という2重構造の焼物が出来上がります。
昔は白い磁土は少なく貴重品で、赤土は比較的手に入り易かった。で、磁土をどろどろに溶かしたものに赤土の作品を浸して化粧して使った。それが始まりです。
陶器というのは、磁器より脆いが温かみがある。磁器は真っ白で清潔感があるが、ちょっと冷たい感じがする。そして、この粉引はその温かみと清潔感を両方兼ね備えたものです。ある意味で、陶器と磁器の良いとこ取りなんですね。
私も粉引がずっと前から好きで挑戦していますが、なかなか良いものが出来ません。
いずれ、登り窯を造って、本物の粉引に挑みたいと考えています。
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by sueki-k | 2011-05-09 23:41 | 作陶