陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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人生とは(byけい)

10日連続ブログの8日目になりました。

いよいよ今年も終わりです。皆さんはどんな年だったでしょうか。
私はと言えば、「日本伝統工芸展」に落ちたのがガッカリでした。自分としては自信作でしたが、審査員も人間、好き嫌いはあるでしょう。私はまだこの世界では駆け出しなので、来年は頑張ります。「50,60、洟垂れ小僧」ですね。
「おかいこステーション」がスタートしたのが大きな出来事でした。焼物ではありませんが、来年からうちに大きな影響があるはずです。
出会いも多々ありました。

我が家の庭は今、写真のようにうっすらと雪が積もっています。
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先日ラジオを聴いていたら、囲碁の棋士・武宮正樹さんが出演していました。武宮さんは天才的な人で、それまでの常識を覆した人です。名人にもなりタイトルをいくつか取っています。こういう一流の人の話は面白い。普遍性があります。
彼曰く「碁は好きなように打てばよいのです。こう打ったら笑われるのではないかとか、格好悪いのではないかとか、他人の眼は意識せずに、好きなように打てばよいのです。」これって碁を人生に置き換えてもよいかも知れませんね。人生を好きなように生きると、それはそれで大変ですがね。私のように・・・
彼曰く「碁も遊びが大事です。特に小さい頃遊ばないといい碁は打てません。」私の子供の頃はいっぱい遊びましたね。
彼曰く「碁に勝つということを人生にたとえると、悔いがないということではないでしょうか。」私の人生は・・・まだ振り返るのは早いか。

という訳で、今年もあと9時間となりました。
皆さん、良い年をお迎えください。
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by sueki-k | 2010-12-31 15:12 | 佐藤けいのエッセイ

象の大群(byめぐみ)

今日は10日連続ブログの7日目です。めぐみが担当します。

170頭の象を作りました。
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結婚式の引き出物のご注文で、象のしょうゆ差し(左)と、楊枝立て(右)のセットです。
私がいつも作っている象の花入れを大変気に入ってくださり、これをしょうゆ差しと楊枝入れにしたいというアイディアを頂いたのが始まりでした。
今月初めから取りかかって、ようやく今日の窯出しにこぎつけました。
試作品ではとてもうまくいって、しょうゆの切れも抜群だったのですが、本番はどうでしょうか・・・
いくつか試してみると、どれもバッチリ!これで一安心です。
一個一個、粘土の玉からひねり出して作る方法で、手早く作るには、それなりの気合と集中力が要るということが判りました。
こんなにたくさんの象を作ったのはもちろん初めて。
また一つ、宝物が増えました。
ご注文くださったお二人に感謝です!
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by sueki-k | 2010-12-30 21:42 | めぐみ

植木鉢(byけい)

昨日、今年最後の窯(灯油窯)を焚きました。めぐみはゾウの引き出物を頼まれ、160匹くらい入れたのと、私の食器を入れました。それ以外に植木鉢も入れました。そこで今日は植木鉢のことを書こうと思います。
植木鉢というと皆さん、どういうイメージを持っているでしょうか。よく売っている茶色い量産品ではないでしょうか。あれは駄温鉢といいます。とりあえず植えるだけならそれで結構。でも山野草展などで格好よく飾ろうと思ったら、あれでは情けないですね。(食べ物と同じです。食べられればいいというだけなら、プラスチックの食器でもいいが、それでは情けないですね。)
私が、30数年前に京都の五条坂に弟子入りしていた頃、月に一度共同の登り窯を焼いていました。共同ですので20軒くらいが集まってきます。その中に植木鉢の作家がいました。有名な人だそうで、手のひらに載るくらいの小さい鉢が、3万円とか言っていました。
私も数年前に植木鉢を頼まれたことがあります。灰被りで作って欲しいと言われました。「灰被りだと10万円くらいしますよ」というとそれでも構わないと言います。なんでも、例えば30万円の植木を1000円の植木鉢に植える訳にはいかないのでそうです。バランスというものがあります。だから小さくても3万円ということがあるのですね。
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ところでこの写真は私が作った植木鉢です。
普通の陶芸家は植木鉢は作りません。というのは、焼物には《格》というものがあって、茶器とか壷と比べると植木鉢は格が低い。でも私は作ります。私は山野草を趣味としているので、自分のために作ってきました。
今度、うちの前に「おかいこステーション」というのができて、そこに「桑茶カフェ」が建ちます。そこに私の山野草を飾ろうと思っています。今から少しずつ作り溜めて、四季おりおり飾りたいと思っています。皆さん是非見にきてくださいね。
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by sueki-k | 2010-12-29 23:37 | 山野草

愛することと愛されること(けい)

10日連続のブログ5日目です。

以前、書道を習っていたとき、先生が下の図を描いて、こんなことを言いました。
《書道の勉強は、最初は手の訓練、あるいは技術的訓練です。しかしある程度うまくなったら、良い書を観なければなりません。図でいうと、Bは技術的訓練、Aは書を観る訓練。最初(左側)はとにかく書いて勉強する、しかしだんだんうまくなってきたら色々な書を観て勉強しなければならない》
これは陶芸も同じかも知れません。陶芸は技術がとても大事なので、なにはともあれ技術的な勉強をしなければならない。しかしある程度できるようになったら、展覧会などに行って良い作品(特に古典)に接っしなければならないと思います。
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ところで、これを人生に譬えるととどうなるでしょうか。
「愛すること」をAとします。「愛されること」をBとします。生まれた時は一番左はじで、純粋に愛されるだけの存在。左の点線は10歳くらい。少し愛することを憶えてきます。真ん中辺は30代くらいで、子供もいるが親もいる、愛し愛される存在。右の点線は私くらいの年齢で、もう愛されることはほとんどなくなる。そして右端は歳をとって醜くなり誰からも愛されなくなった存在。でもそれは純粋に愛するだけの存在とも言えます。
赤ん坊は無条件に可愛い。それは愛される存在だからです。誰もがそこを通って醜い老人になります。それでいいのです。
人生とは、愛することを学ぶ、と言ってもいいかも知れません。
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by sueki-k | 2010-12-28 21:41 | 佐藤けいのエッセイ

上州音楽会

10日連続のブログ、3日目です。

上州音楽会というのに出て、モーツアルトのソナタを弾いてきました。
でも散々でした。多少間違っても止まらなければ成功と思っていましたが、途中止まってしまいました。言い訳になりますが、練習不足と上がってしまったからです。
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上手な人が多いのにはビックリしました。上手というより、プロまたはセミプロなのです。リサイタルとか演奏活動をしている人が6,7人いました。また出演者18人中10人が男性というのもビックリでした。
それにしても何故上がるのでしょうか。
私は50人や100人くらいの人前で話せと言われても、全然平気で話せます。講演も何回か頼まれたことがあります。テレビ出演も全然上がりません。ところがピアノは格別です。だって、シーンとした会場で、皆が私の演奏に注目するのです。これが上がらずにいられましょうか。講演ならば冗談を言ったりしてはぐらかすことができます。ところがピアノはそうはいきません。
上がって演奏しているときは苦痛です《オレは何故こんな苦しいことをしているのだろう。》そういう気になります。でもそうやって恥をかいて上達してゆくのでしょうね。
きょう、フィギアスケートのニュースをしていましたが、あれの緊張もすごいでしょうね。でもそれを乗り越えた彼女たちの精神は鍛えられていると思います。オレも見習わなくては・・・
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by sueki-k | 2010-12-26 23:12 | ピアノ

コーラスはすばらしい(byけい)

一昨日、23日の夜、新生会という福祉施設でコーラスを歌ってきました。
新生会はうちから20分くらいのところにある老人ホームですが、そこの職員からなる合唱団があります。「マリアの森混声合唱団」といいます。そこのバスが足りないというので私が助っ人で入っています。というのも私は中学、高校、大学と合唱部に所属していましたので、お安い御用なのです。
23日は新生会の中の穏和の園というところでクリスマスパーティーがあり、最後の締めが合唱でした。曲目は賛美歌3曲と「星にねがいを」と「ハレルヤコーラス」でした。
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コーラスはすばらしい。その素晴らしさはハモルことです。ハモルとは「和」です。
私の家は森の中にありますが、森をみていると調和しています。そしてそれぞれが個性があります。パーティーで一言しゃべる場があったのでそのことを話しました。
オーケストラのほうがわかりやすいかもしれません。オーケストラはヴァイオリンとか、ドラムとかトロンボーン、ピッコロなど個性的な様々な楽器があり、それがハーモニーを作るわけです。
世界もそうあるべきと私は考えます。それぞれの国が個性を持ちながら調和する、それが理想ですね。国連憲章の第一条を「和を以って貴しとなす」としていただきたい。これ前にも書いたかもしれませんね。
コーラスで私はバス(一番低いパーツ)を歌っていました。縁の下の力持ちです。それが今の須恵器につながっているのかもしれません。というのも、須恵器はとても地味で、食器の場合は食物を生かします。つまり食の世界の縁の下の力持ちなのです。不思議な縁を感じます。

ところで明日高崎のピアノプラザで「第5回上州音楽会」というのがあり、私も出演します。モーツアルトのソナタを弾きます。明日のブログに詳しく書きますね。
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by sueki-k | 2010-12-25 23:23 | 音楽

クリクマス(byけい)

メリークリスマス!
きょうはクリスマスイブ、という訳ではありませんが、本日から「10日間連続」でブログを書きます。ブログは去年まで1年間連続で書きました。その時は頭がブログモードになっていて、書くことがどんどん湧いて出てきまたが、一度離れるとなかなか書けなくなりました。今回は10回連続と決心したので是非お読みください。

今日はその手始めとして、最近の我が家の状況を書きます。
11月3日にも書きましたが、うちの前に「おかいこステーション」というのが出来ました。そこのスタッフの原田さんという女性がうちの敷地内に住んでいます。彼女とはよくうちで一緒に食事します。今日は彼女が買ってきた鶏の丸焼きをしました。これはうちの石窯で焼きました。
今日はクリスマスイブ。この丸焼きとチーズとワインを楽しみました。
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原田さんはニューヨークに7年いたそうで、向こうの文化に詳しい。今日の料理も彼女にいろいろやってもらいました。鶏は腹を開いて詰め物をしました。「スタッフィング」というのだそうです。これはお米(パンでもいいそうです)に野菜や肉を入れてお腹に詰めて焼くと鶏の味が染み込んで美味しくなるのです。今日のはお米が半煮えでしたので、あとでリゾット風にして煮たら超美味しかったです。そのほかいろいろなチーズを食べましたが、なんと言っても美味しかったのは「日本ミツバチの蜂蜜」でした。これは絶品でした。ブルーチーズにかけると合います。
我が家でも、今年日本ミツバチの巣をかけましたが、熊にやられて駄目でした。うちの近くの関さんという方が日本ミツバチの巣を40くらいかけていて、今日の蜂蜜はそれだと思います。これだけできょうは豊かな食卓でした。
この蜂蜜、うちの近くの「倉渕温泉」で売っています。興味あるかたは、是非お試しください。

明日から、連続10日間のブログに挑戦します。
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by sueki-k | 2010-12-24 22:09 | 料理