陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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酒の飲み方が難しい(byけい)

寒いですね。昨日の夜、寝るとき、外の温度計を見たらマイナス5度でした。これ、2月の気温です。
でも、この寒さにも負けず、カタクリが芽を出しました。この百合科の芽だしは、力強くで大好きです。1年で1番好きなのはこの芽だしの季節です。これからどんどんいろいろな芽だしがあるでしょう。
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今は毎日、来月の窯のために制作三昧です。朝起きたときから寝るときまで仕事をしっぱなしです。
で、気分転換で助かるのは、お酒です。でもお酒との付き合いは難しい。
私の親父は46歳で死にました。それはお酒の飲みすぎです。親父はカンピー(煙草の缶ピース)を飲み、お酒をガンガン飲んで、血圧が250あって、医者からこれ以上お酒を飲んだら命を保障しませんからねと言われながら、それでもお酒を呑み続け、46歳で脳溢血であの世に旅立ちました。
私もその素質はある筈なので、お酒の飲み方には、気をつけています。
私は晩酌はしません。というのも、私の仕事は夜が大事なのです。昼は来客とかあって気が散りますが、夜は集中できる。だから夜の晩酌はせずに、10時解禁ということにしています。焼物の仕事はいろいろあって、一杯やりながらでも出来る仕事はたくさんあります。10時からはそういう仕事をします。
私は30代の前半まで煙草をすっていました。でもある時窯焚きをしていて、しんどいので煙草は止め、お酒一本に絞りました。煙草は「百害あって一利なし」、お酒は「百薬の長」と言われます。お酒は飲み方次第で益になると思っています。そう理屈では思っていても、さて実践では難しい。先週の土曜日も高崎で祝賀会があり出てきました。その後2次会で飲み、3次会で飲み、浴びるように飲んできました。いやはや、のんべいは大変です。多分1升くらい飲んでいるのでしょう。翌日は2日酔い気味でした。
お酒とはどう付き合ったら良いのでしょうか。これ私の重要なテーマです。毎日が反省です。
お酒がないと寂しいし、でも飲まないほうが健康的だし・・・どうなんでしょう。
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by sueki-k | 2010-03-31 01:37 | 健康

日本の森を元気にする仲間たち(byめぐみ)

先日、日本熊森協会の活動に参加してきました。
高崎の観音山の松枯れ対策としての、炭撒きの作業です。
今回は、熊森協会群馬支部と、森林(やま)の会、「森びとプロジェクト委員会」ファンクラブの合同主催で、「日本の森を元気にする仲間たち」と称して、森を愛する人達が集まりました。
講師の、森林(やま)の会会長、宮下正次氏のお話を聞いて、赤松の立ち枯れの原因が土壌の酸性化であることを知りました。
酸性化が進んだ土の中では、微生物が生きられません。生態系が崩れ、樹は、少しずつ弱っていきます。そこで、木の回りに炭を撒くことで土壌を中和させ、赤松に元気を取り戻せるのだそうです。根の張っている先の辺りにぐるりと炭を撒いてやれば、樹はたちまち元気になるそうです。
それにしても、これでは単なる対処療法。根本的な解決にはならないのでは・・・と思い、参加者の方に尋ねると、個々の樹はこれでかなりの長い間回復できる、とのこと。その間に環境自体を変えていけるように努力するしかありませんね。
原因は、どうやら中国から来る大気汚染らしいのですが、証拠が無いので誰も声を上げられないのだそうです。なるほど、黄砂があれだけ飛んでくるのですから、眼に見えないものだって、たくさん飛んできていることでしょう。
今までは、人工林の密集の事ばかり気になっていて、その他の木々が健康かどうかまで考えたことはありませんでした。この日教わった木の健康状態の見方で、我が家の周りの木々を眺めると・・・赤松の立ち枯れは、なんともひどい有様です。
そういえば、近所にあった二本松の巨木が2~3年前に枯れて伐採されたばかりでした。日本中の土壌が酸性化しているのでしょうから、ここの木々も枯れて当然です。目に付く端の赤松の木は、すべて弱っていました。
翌日早速、我が家の周辺の赤松の回りに、窯焚きで出た灰交じりの炭を撒いてみました。
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ヒョロヒョロで、先っぽにちょっぴり葉を着けているだけのこの赤松、元気になってくれるでしょうか・・・・
今日は、少し離れた大きな赤松2本を、救済しに行ってきました。
森林パトロールのおじさんや、通りがかりのおじいちゃんに声を掛けられたりして、広報活動にもなるのです!
汗をかいて、自分の健康のためにもなるし一石三鳥。
晴れた日には、できるだけ炭まきをしてみようと思っています。
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by sueki-k | 2010-03-26 18:00 | めぐみ

美しい形(byけい)

来月10日から穴窯の窯焚きが始まるので、今は制作です。
まずは大きいものから、だんだん小さいものに移ります。何はともあれ、秋の日本伝統工芸展のための作品を造らなければなりません。で、今はそのことで頭がいっぱいです。今回はとりあえず7点造ってその中から良いのを2点出品します。今まで入選したのは大鉢なので、なんとか壷を入選させたいと思い、今回はシンプルな大壷を造りました。
さっき写真を撮ったらボケていました。これは手がブレたのではなく、カメラが冷えた部屋にあって、それを突然暖かい仕事部屋に持ってきたら、曇ったのですね。
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シンプルというのは難しい。ある程度デザインしたものは、手間はかかるがむしろ、やりやすい。単純な形で美しい壷を造るほうが難しい。でも今回それに挑戦しました。
美しい形というのは難しいですね。私の感覚では、下がキュっとしまっているのが美しい感じがします。下がでかいと中年のオバちゃんみたいでキュートな感じでない。でも大壷を挽くときに、下を小さくするのは難しい、で今回は工夫しました。ロクロをして削った時に、下に土を足しました。これ、プロでないと説明が難しいかもしれませんが、下に土を足すことによって高台が小さくなります。写真はボケていてその辺が映っていませんが、結構綺麗な壷が出来ました。
壷だけでなく、抹茶碗なども高台の大きさは重要です。本阿弥光悦の茶碗などを見ると高台は小さいですね。
私のやっている仕事は、「焼き締め」という分野なので、模様を描いたり、色をつけたりしない。フォルムがとても大事なのです。ですから形にはとても敏感です。
美しい形を造りたいですね。
さて、今年はどんな作品が生まれるのでしょうか。
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by sueki-k | 2010-03-24 23:53 | 作陶

名前について(byめぐみ)

名前を変えます、と宣言したものの、陶歴やら、看板やらを書きなおしたり、ギャラリーさんにお知らせしたりという作業がままならず、また、いざとなるとやっぱりちょっと気恥ずかしく、なかなか実用化してません。
今月は年度末。良い機会なので、4月からしっかり「森乃めぐみ」を名乗れるように準備中です。
まずは手づくり名刺から。
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私は、今までに3回名前が変わっています。
生まれたときは「浅見めぐみ」。25歳で結婚して「山田めぐみ」。32歳で離婚して浅見に戻り、40歳で再婚して戸籍上は「佐藤めぐみ」になりました。が、仕事の上では旧姓で通してきました。最初の結婚で初めて名前が変わったとき、名前の大切さを身にしみて感じたからです。
それまでずっと呼ばれてきた名前でなく、夫の姓で呼ばれるようになったことに、とても違和感を感じたのでした。自分が自分で無いような、今までの私はどこへ行ってしまったのかしら・・・みたいな・・・結局、その結婚自体が失敗だったというだけのことかもしれないのですが、名前は簡単に変えるべきでないと、その時強く思ったものでした。
今、夫婦別姓が話題になっていますが、私はそれには反対です。姓はあくまでも「ファミリーネーム」であるべきだと思います。それよりも、学校や職場で、姓で呼ばれることのほうが問題だと思ったのです。せっかく個人の名前があるのですから、みんな名前で呼び合えばいいじゃないか!思い余って朝日新聞に投書までしたのですが、相手にしてもらえませんでした。やはりこれは永い日本の習慣ですから、そう簡単にかえられるものではないでしょう。最近思っているのは、もっと自由に通称を使えばいいのにな、ということです。戸籍上の名前は変わっても、旧姓を名乗るということでは解決できないのでしょうか・・・?大人になったら、みんな自分の名前に責任をもって、自由に名乗れば楽しいだろうななどと考えたりしています。
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by sueki-k | 2010-03-19 00:57 | めぐみ

エスキース(byけい)

ここの所忙しく、火曜日にブログをするはずが2日遅れてじまいました。

まずはお知らせです。今度の日曜日、午前10時から、榛名町の文化会館「エコール」で梅祭があり、我が家も出店します。去年も出しましたが、「掘り出し市」と銘打って、個展には出せない、傷物や試作品、半端物などを、超安値で出します。だいたい3分の1から10分の1くらいの値段です。お見逃し無く。

来月穴窯を焼くので、ここのところ「作品造り」に打ち込んでいます。秋の日本伝統工芸展用の作品を中心に、まずは大作から造り、だんだん小さいものに移っていきます。
何か作品を造るとき、紙にスケッチをします。こういう時期になると、寝ている時も、車に乗っている時も、飯を食っている時も、常に考えていて、思いついたらスケッチするようにしています。でもスケッチは2次元なので、どうしても感じがつかめないことがあります。その時は、手のひらに載るような小さい作品を造ってみます。それを「エスキース」と言います。ここのところエスキース造りにはまっています。
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写真の右は以前造ったもの、左は今造っているものです。左の茶色い色が焼くと右のようになります。
皆10cmに満たない小さなもので、やはりスケッチより立体のほうが判り易い。この次の段階は高さ20~30cmくらいの中型の作品を造り、その中で気に入ったものを大物にします。いつかこれらのエスキースをためておいて「エスキース展」をしたいと考えています。
以前箱根の彫刻の森に行ったときに、ヘンリームーアのエスキースが展示してありました。これがなかなか可愛くって欲しくなりました。ヘンリームーアは巨大な抽象彫刻で有名です。そんなのは手に入らないし置く場所もありませんが、エスキースなら可能です。
いつか「佐藤火圭・エスキース展」をしますので楽しみにしていてください。
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by sueki-k | 2010-03-18 15:12 | 作陶

座卓の話(byけい)

大雪です。我が家も大雪が降りました。
写真を見てください。うちの庭はこんな感じです。測ってみたら30cmの定規がズボッと入ってしまいました。35cm位でしょうか。
全国的に記録的な大雪だったようですね。午前中は雪かきでした。
群馬県は「かかあ天下と空っ風」で有名です。つまり、北から吹いてきた湿った空気は新潟で雪になり、谷川岳を越えてきた風は乾燥した「空っ風」になるのです。で、群馬は日照時間は全国一だそうです。だからこんな雪はめずらしいのです。
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ところで今日の話は別です。
我が家は7年くらい前に建てました。その時、食事はテーブルと椅子でした。ある時、親戚の家から頂いた立派な座卓があるので、それに変えました。そしたらこれが実に具合が良いのですね。
私は小さい頃は、我が家を含め、99%は座卓で食事をしていたと思います。私の家はその頃10人くらいが暮らしていて、食事は丸い座卓でした。よく注意されたのは、肘を小さくして食事をすることでした。私の家だけでなく友人の家もそうだったと思います。それがいつの頃か少しづつテーブルと椅子に変わっていきました。それは明治以降の病的なまでの西洋志向のなせるワザでしょう。
私は西洋と日本のどちらが上という考えはありません。良いトコと悪いトコがある。日本の良いトコをちゃんと見たい。西洋音楽はすばらしいので、私は毎日ピアノを練習しています。でも日本の良いトコはちゃんと評価したい。
日本の座卓はすばらしいですよ。まず、「融通無碍」というのがある。何人でも座れる。テーブルだと椅子の数しか座れない。二つ目は、前と関連して、椅子が要らない。三つ目は落ち着く。これは日本人だからでしょう。四つめは健康に良い。これが一番言いたい。座卓は立ったり座ったりの繰り返しです。数えてみると1日に30~40回は立ち上がります。これ年間にすると30×365で、1万回ですか。
よく「カンジンカナメ」と言います。これは人間の身体で大事なのは、カン(肝臓)、ジン(腎臓)、カナメ(要=腰)なのです。腰は大事です。最近の日本人力士が弱くなっているのはテーブルのせいではないでしょうか。
ウンチングスタイルも最近は洋式です。和式の方が腰を鍛えます。でも我が家は洋式です。客商売なので仕方ないのです。
皆さん、座卓を見直しましょう!
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by sueki-k | 2010-03-10 23:12 | 日本文化論

福寿草が咲きました(byけい)

昨日がブログの日でしたが、昨日新しい弟子が来て、歓迎会をやっていたので、書けませんでした。
新しい弟子は28歳。愛知県出身です。私が弟子入りしたのも27歳と遅かったので、大丈夫です。早すぎるのよりむしろ遅めのほうが良いと思います。昔は中学卒業したらすぐ弟子入りというのが普通でした。その方が技術的に上達します。しかし焼物というのは上手すぎるのは良くない。先日「川喜田半泥子」の展覧会を見てきました。彼は「良い焼物とは?」という質問に対して「ヘタなのがいい」と答えています。
上手すぎる焼物は、感心はするが感動がない。かといって本当にヘタなのは良くない。うまいのだけれどうまく見せないのが良い。
話がそれました。焼物にとって重要なのは、技術プラスその人の教養と言いましょうか、人間性といいましょうか、氷山の下に隠れたものです。だから、20代でいろいろな経験をしてから焼物に入る方がいいと思うのです。
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さて、我が家の福寿草が咲きました。で、先日(28日)隣町の松井田に行って来ました。峠を越えると「木馬瀬(ちませ)」という所に福寿草の自生地があり、毎年第4日曜日に福寿草祭をやっているのです。
行ってビックリしました。やっていないのです。いつもは屋台も出て、賑やかだったのに、だれもいない。もっとビックリしたのは、福寿草が10分の1位に減っていて、残ったものも元気がありません。役場に問い合わせたところ数年前からやっていないとのことでした。
ここの福寿草は小さな山(丘?)にビッシリと1面咲いていました。その丘が写真です。なんでも小栗上野介が江戸から帰る時に植えたという言い伝えがあって、そこに幕府の軍用金を埋めたとされています。それが日の目を見ることなく地中に埋もれているのを悲しみ、福寿草となって黄金色に咲くのでそうです。
でも何故ほとんど消えてしまったのでしょうか。
盗掘?酸性雨?いつか近所の人に訊いてみたいと思っています。
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by sueki-k | 2010-03-03 21:35 | 山野草