陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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多様性について(byけい)

我が家は今、秋の野草が咲き乱れています。なんといってもリンドウが秋の代表格で,5輪くらい咲いているでしょうか。勿論これは純野生種で、よく探すとこの辺の道端に咲いています。リンドウは種でどんどん増えるので、種を蒔いて増やしている最中です。昨年の正月に蒔いたのが今年小さな花をつけました。
写真はそれではなく、イワシャジンです。これは残念ながら赤城の山野草店で購入したものです。あまり可愛いのでつい買ってしましました。
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こういう野草たちはとても多様性に富んでいます。これとても大事なことのようです。山を杉一色にするのは不自然であり、危険でもあります。今世界の農業は危険な状態にあるらしいですね。ニューズウィークの記事ですが、生産性を重視して単一栽培に走り、その結果ヤバイ状態にあるらしい。オレンジとかバナナ、ジャガイモ、米など品種を効率主義で一種に絞るため、一度病気がはやると全滅の危機になるという。
考えてみれば、人間もそうです。私は男3人兄弟ですが、3人3様です。兄は総領の甚六で家を継いでのんきな生活を送っているし、弟はコンピューターの仕事をしています。同じ親から生まれたとは思えないほど違います。でも違うからいいのです。たとえば地震があったとき、一人は机の下に逃げ込み、一人は布団をかぶり、一人は表に飛び出す。結果だれかが助かります。皆が表に飛び出すと全員が死ぬかもしれません。この多様性は生物学的な戦略かもしれませんね。
ところで最近の世の中をみていると、どうもこの《多様性》が薄れてきているように感じられます。例えば、店。昔はいろいろな店がありました。今はコンビニと100円ショップとファミレスとショッピングモール。全国どこへ行っても同じです。外国の企業が日本の市場をつぶすのは簡単でしょうね。大きなところを押さえれば良い訳ですから・・・昔のほうがやっかいでしたでしょうね。
また、職業も昔より種類が減っているように思われます。私は小学校の頃、いろいろな店がありました。竹細工をしている店、うなぎ屋さん(うなぎをさばくのをよく見ていました)、畳屋さん、洋服屋さん(そこで作っていました)、靴屋さんなどなど、職人の町でした。今は殆ど消滅です。
さて、日本はこれからどこへ行くのでしょうか。
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by sueki-k | 2009-10-19 22:32 | 佐藤けいのエッセイ

台風一過(byめぐみ)

台風一過で、日曜日以来の良いお天気でした。
辺りは風で落とされた木の枝や、落ち葉で色とりどりです。それでも、真冬の突風ほどの風は吹かなかったようでした。
囲炉裏端講座、窯出しと イベントが無事終わりほっと一息。祭りの後の静けさです。
今日は、夫との二人展のための、DMの写真撮りをしました。佐藤は「土鍋と日常食器」、私は「森の動物たち」がテーマです。高崎の、山田かまち美術館の隣の「広瀬画廊」で、11月12日から17日までです。
先日、ブログで製作中を紹介した「大木とふくろう」、大成功で、DMのモデルとなりました。
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タイトルは「森の番人」。灯りを入れると、一層ロマンチックで、イメージ通りの出来でした。
お嫁入り先も、窯出しの日に即決定!こんな嬉しいことってありませんね!
ところで、そろそろムートンの温もりが恋しくなってきました。ムートンクラフト再開です。
あの後は、少々レベルアップした2作目の部屋履きを作って使用中。掛け布団は製作中。一日一枚、ハギレをひたすらつぎはぎしていましたが、ギリギリ私が寝られるくらいの大きさのところで止まっています。この3倍くらいはがんばらないとね。それともこのまま敷物に使おうかな・・・あとは成り行きに任せます。
寒い冬が、もうそこまで来ています。
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by sueki-k | 2009-10-09 20:14 | めぐみ

最近のあれこれ(byけい)

ちょっとご無沙汰しました。
窯詰めから窯焚き、窯だしと忙しかったもので、ブログをついサボりました。
窯詰めが9月20日から22日の3日間、窯焚きが23日から28日の6日間、そして窯出しが昨日4日にありました。きのうは、客がうちのスタッフを入れて60人くらいだったでしょうか。いや、賑やかでした。うちの窯出しは食事を出すので大変なのです。友人がローストビーフを石窯で作ってくれ、あとはキノコ汁とおにぎりと、おいしかったのは秋刀魚の燻製でした。勿論自家製です。
でも、もっと忙しかったのは、一昨日です。朝10時から仕事場開放があり、午後2時半からコーラスの発表会があり、そこで私は1曲ピアノを弾きました。それが終わり、4時半から恒例の囲炉裏端講座がありました。そして6時からは龍輪大土鍋で「おきりこみ」を食べながらの宴会でした。この日は中秋の満月で、且つ私の誕生日でもありました。なんとも盛りだくさんですね。
囲炉裏端講座がわが村の和尚、村上泰賢氏に「幕末の日本改造」というタイトルで話をしていただきました。写真はその時のものです。
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話は、幕末に暗殺された小栗上野介を中心に、近代日本がどうやって出来たかです。実に面白い話でした。この講演会は講師も観客も酒を飲みながら、というのがミソです。1時間半の講演と、その後の宴会は大いに盛り上がりました。
私が囲炉裏端講座を思いついたのは、一つは私がいろいろな人と出会いそれを皆に紹介したいということ、もう一つは、もう単なる飲み会は面白くない、せっかくなら文化的な話をしてもらい、それで美味しい酒を呑みたいと思ったからです。
面白かったのは、我が家の猫「ノリ」が和尚さんの後ろにいて、ずっと聞いていたことです。どうもこの猫、人間のやることに興味があって、私が山野草の世話をしているとそばでじっと見ているのです。この日もそうでした。
さて、きょうからは窯だしした作品のペーパーがけです。これからが大変なのです。
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by sueki-k | 2009-10-05 21:22 | 佐藤けいのエッセイ

おき出し(byめぐみ)

窯の火を止めてから3日目におき出しをします。
窯出しまでに出来るだけ温度を下げておくためです。
窯の空気口と、焚き口のレンガを金槌でたたいてはずして、中を覗いたところです。
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この辺りは300度台くらいでしょう。手前の左側はおきが赤く起きています。
この窯は、最後に薪を入れてから窯の蓋を全部閉めて燻すので、炭になったおきがたっぷり残っています。これをスコップやおきかきでかき出して、出したおきに水をかけて火を消してやればおき出しは終了です。
今回は、めずらしく私一人で担当。顔中炭だらけの真っ黒けになって、山盛りのおきと格闘させていただきました。
最初に窯の中を覗けるという、あり難いお役目。
ご覧の通りすすで真っ黒ですが、これを洗ってあげると、透明感のある見事な青や緑や、渋いグレーなど様々な色が現れるというわけです。
棚に並んでいる器たちにも、しっかり灰が載っています。今度の窯もなかなかのようです。恐らく、奥のほうもばっちりでしょう。日曜日の窯出しが楽しみです。
そして、明日(土曜日)は囲炉裏端講座。
東善寺の村上和尚さんが、幕末の日本改造--小栗上野介を巡って--というタイトルでお話してくださいます。こちらも面白そう!
明日から二日間、森は大賑わいです。
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by sueki-k | 2009-10-02 21:23 | 窯焚き&窯の話