陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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テレビ放映(byけい)

本日、朝の「ぶらり途中下車の旅」が放映されました。
私は最後に出ました。旅人は目黒祐樹さん。
うちにはテレビがないので、近くの温泉に行って見ました。こういう番組だったのですね。
実は、これは勿論事前に収録しています。取材は2月1日にありました。その1週間くらい前に突然電話があり、いろいろ訊かれたあと、明日行ってもいいですかと言われびっくりしました。翌日デレクター(お酒大好きで、すぐ意気投合しました)と助手がお見えになり、打ち合わせとなりました。で、一週間後に収録となったわけです。
「どなたがいらっしゃるのですか?」と質問したら、それは秘密ですと言われました。というのは、予め学習されると真実味がなくなるからでしょう。
実際、収録日は決まっていましたが、目黒さんは突然現れました。写真は収録が終わった後です。
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目黒さんが突然現れて、でも私の知らない人で(目黒さん、ごめんなさい、でも私は本当に有名人を知らないのです、モックンさえ知らなかった私ですから)、あれ、この人が旅人なのかなと思いましたが、多分そうだろうと思い対応しました。彼、松方ヒロキの弟なんですってね。といっても松方ヒロキも知りません。故にヒロキとカタカナです。弘樹ですか?
目黒さんは「アニー」というミュージカルの主役を務めているそうです。アニーですから子供が主役ですが、本当の主役は大金持ちの役の目黒さんみたいです。4月に窯出しがあるのでお越しになりませんかと誘いましたが、丁度アニーが始まるので来られないとのことでした。せっかくの縁ですので、是非観に行こうと思います。目黒さんはとても腰の低い優しい方でした。やはり一流の人はいいですね。「実るほど、頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」ですね。
今回の取材で嬉しかったのは、ディレクターが須恵器のユニークさを理解してくれて、そこに焦点を当ててくれたことでした。須恵器は地味ですが、料理を盛ると俄然輝きを増します。なので、テレビでも料理を盛った場面を出してくれました。こういう時私は、須恵器をやってきて本当に良かったと思います。須恵器を作っている人は日本に殆どいないからこそ、こうして取材もあるわけです。私の人生の大きな課題はこの須恵器を世に知らしめることです。その意味でも今回の取材は有難かったです。
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by sueki-k | 2009-02-28 23:14 | マスコミ情報

はぎれムートン(byめぐみ)

まずはお知らせ。
明日、「ぶらり途中下車の旅」という番組に我が家が登場します。
朝9時30分から10時30分、日本テレビです。
2年前に、「遠くへ行きたい」という旅番組で、丹波義隆さんに来て頂いて以来のテレビ取材でした。その時は、窯焚き、窯出しを含めて3回の取材がありました。30分番組だったので、出たのは5分ほどでしたが、須恵器の素晴らしさが、的を絞って印象深く紹介されていました。その日のうちに、4組ほどのお客様が訪ねていらしたのには さすがに驚きました。
今回はどんな映像になっているでしょう・・・わくわく、どきどき!
皆様、ぜひご覧ください。
我が家は、山の中の一軒家なので、テレビが映りません。朝から近くの温泉に行って、一風呂浴びてからテレビを見せてもらいます!
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さて、これは我が家のお茶の間の風景。いつも私が座ってご飯を食べる席です。
敷いてあるのはムートンの端切れ(並べてあるだけです)。20日の記事でムートンシーツを紹介したところ、「ムートン王国」様からコメントを頂き、このムートンのはぎれと、「あしこしゲンキ」という、ムートン製の靴の中敷きを手に入れました。
どちらも大満足。身体は、冷やすと病気になり、暖めると治る、と言っていた人がいましたが、どうやって暖めるかも大事ですよね。ここ3日間、レッグウオーマーと、中敷のお陰で、使い捨てカイロ要らずです。
腰に当てていた使い捨てカイロも、ムートンの端切れに変えました。とりあえず、襟巻きと、リストバンドは、ゴムをつけてすぐ完成!
肩がちょっと冷えて着たので先ほど肩と腕にも端切れを入れてみました。暖かいです!
お出かけには、ちょっと(かなり)不向きですが、私には充分。
はぎれを繋ぎ合わせて何を作ろうか・・・結構硬くて針が通りにくいけど、このくらい困難な方がやりがいがありそうです。後何キロ買おうかしら・・・そうだ!かけ布団欲しいなー。
夫には、「朝起きたら羊になってるんじゃないだろうな」と、呆れられてしまいました。
ムートンクラフトにはまりそうな私です。
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by sueki-k | 2009-02-27 20:41

be動詞とhave動詞(byけい)

明後日(28日)、私がテレビに出ますから、皆さん見てくださいね。
朝9:30~10:30、日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」という番組です。俳優さんが来ましたが、どなたが来たかは今は公開出来ません。28日のブログで詳しく述べます。写真も撮ってあるので、その時載せますね。
きょうの話は写真が要らないので、我が屋を道路から撮った写真を載せます。これが埼玉から移築した家兼ギャラリーです。
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きょうの話は私の中心となる哲学の話です。
人間には二つの要素があります。be動詞的部分とhave動詞的部分です。
have動詞的な部分は分かりやすい。(いわゆる完了形などのhaveではなく、単に「持つ」という意味でのhaveです。)何か所有するものです。例えばお金、家、車などの「物」、それ以外にも、学歴、社会的地位、肩書きなどです。be動詞的な部分とは、haveとは対象的なもの、その人の存在そのものとでもいったら良いでしょうか。その人の人格とか感性とか、品格などのように所有でなく、その人そのものです。これは所有ではないので失うことがありません。また世界中どこへ行っても通じます。例えば、東大卒というのはヨーロッパでは通じるかもしれませんが、アフリカの原住民には通じないでしょう。国会議員という肩書きも、同じです。でも歌を歌うと通じるかも知れません。また人格も通じるでしょう。
もっと分かりやすく言うと、have動詞はあの世には持って行けませんが、be動詞は持って行けます。あの世で大事なのはbe動詞です。
人生の目的は、このbe動詞を豊かにすることだと思っています。そのために何をしたら良いのかというと、感性を磨くこと、他人を思いやること、良い仕事をすること、などだと思います。単純に言うと人生を豊かにすることです。それはお金ではなく、贅沢をすることでもなく、be動詞を豊かにすることです。(お金も大事ですがこれは手段です。)さて皆さんはどうお考えでしょうか?
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by sueki-k | 2009-02-26 19:56 | 佐藤けいのエッセイ

よく噛む(byけい)

子犬はとうとう「アズキ」一匹になりました。
きょう、宅急便屋さんが来たとき、飛びついてズボンを泥だらけにしてしまいました。うちは客商売でもあるので、さすがにマズイと思い、とうとう繋ぐことにしました。今まで自由奔放だったのが急に繋がれたものだから、暴れたのなんの、なにが起こったのか分からないのでしょう。かわいそうだけど仕方ないね。
さて体重です。「アズキ」は6100g(先週g5500)、子猫の「ノリ」は3750g(先週3600g)でした。ノリもまだ成長しているみたいですね。
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福岡市の社会福祉法人「しいのみ学園」の園長さん、昇地三郎さんは今102歳の現役、世界中から招かれて跳びまわっています。彼は幼少期に虚弱だったため、母親から30回噛むように言われ実行してきたそうです。それが長寿と健康に繋がったのだそうです。
私が20代の時、様々な健康法を研究した中で、130回噛む健康法というのがありました。私も一時やったことがありました。130回噛むと、たいていの病気が治るそうです。でも130回も噛んでいると、食事が楽しくないのですよね。でも、もし病気になったら実行しようと思っています。今はそう、30回を目標にしています。でも厳密ではなく、たまに思いついたら数えてみる程度です。それだけでも随分違うと思います。食堂などで他人を観察していると、だいたい10回くらいしか噛んでいませんね。
よく噛むことの良さはたくさんあります。なんといっても消化がよくなるだろうし、食べ過ぎの予防になります。ホルモンも出るというし、脳への刺激があります。
もし小さいお子さんがいる方は、子供に是非よく噛むように教育すべきです。脳の発達のために絶対に良いですからね。塾に通わせるよりこういうことの方が大切だと思いますよ。
我々の年齢も、絶対によく噛むべきです。ボケ防止に役立つこと間違いなしです。たった30回!きょうから実行しましょう!
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by sueki-k | 2009-02-25 20:14 | 健康

アカデミー賞(byけい)

「おくりびと」がアカデミー賞をとりましたね!おめでとう!
最近暗いニュースばかりでしたので、久々の明るいニュースで、良かった、良かった。
思うのですが、「明るい新聞」とか、「明るいテレビ」とか、「明るいラジオ」とかやっていただけないですかね。つまり明るいニュースだけを流すマスコミです。殺人の記事を読んでも幸せにはなれません。幸せになる新聞を発行していただきたいです。
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うちはテレビがないので、時々映画を見に行きます。ここ数年、どうも外国の映画(特にアメリカの映画)が面白くないので、日本映画ばかり観ています。というのも、アメリカ映画は単純すぎるのです。正義と悪がいて、正義が悪をやっつける。正義はかっこよく、悪は醜い。(例えばロードオブザリング)。まあ、水戸黄門の世界ですね。世の中そんなに単純ではなく、完全の正義もなく、完全な悪もない。これは文化の問題かもしれませんが、イエスかノーか、白か黒かをはっきりさせるのが欧米文化とすると、日本は曖昧を良しとする文化です。日本人は灰色が好きなのです。これ自体は良い面と悪い面があるでしょうが、映画に関しては、やくざが人生を悩んでいたり、牧師がスケベだったりする方が、現実味があり面白い。
陶芸の話になりますが、「良い作品とは」を考える時、「感心させられる作品より、感動させられる作品が良い」と思います。よく伝統工芸展などに行くと、これでもかと言うくらい細かい象嵌などをした作品に出会いますが、私はこういう作品を「感心させられる作品」と呼んでいます。こういう作品は、もしただでくれると言われても断りたいと思います。私は感動させる作品を造りたいと考えています。
アメリカ映画は「感心させられる作品」が多い気がします。莫大な予算を使って、cgをふんだんに使い、ストーリーも奇抜で、でも感動が薄い。(あくまで傾向の話ですからね。アメリカ映画にも勿論いい物はあります)。「おくりびと」は、たいしてお金も使わずストーリーも奇抜でなく、でも人を感動させる、そんな映画なのですね。
本当はモックンの話もしようと思いましたが、長くなるので次の機会にします。
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by sueki-k | 2009-02-24 19:28 | 佐藤けいのエッセイ

子犬の親離れ(byめぐみ)

今日は大安吉日。
昨日のモナカに続いて、白のモチがめでたく貰われて行きました。
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モチの里親のとよじさんは、シルバー人材派遣を通して、よくうちに手伝いに来てくださいます。息子さんと二人暮しだそうで、きっとお二人のよきパートナーとなってくれることでしょう。
家も近くですから、そのうち遊びに行きますね。モチ、幸せにね。
一匹貰われていく度に、「寂しくなりますね。」と、みなさん心配してくださいます。「いえいえ、ぜんぜん。みんなやんちゃで、手を焼いてますからね。」と答えていました。
本当にそう思っていたのですが、ほっとしたような、気抜けしたような・・・やっぱり寂しくなっちゃいました。
残るはアズキ一匹です。
川までお散歩に行くと、いつもはじゃれあっていたはずの兄弟たちが誰もいないので、さすがに拍子抜けしたような様子でした。親たちの石拾い遊びに、一生懸命加わろうとしていました。アズキは後一月ほど預かることになっているので、暫くは犬4匹の暮らしです。
最近ミルク(姉犬)が、へそ曲がり気味です。石投げをして遊んであげないと、ご飯を食べません。子犬たちに嫉妬してるのでしょうかね。犬にはそんな感情はない、という話を聞いた事はありますが・・・ついつい、序列が下の子犬たちと 先に遊んでしまうのが、ルール違反なのかもしれませんね。
アズキにとってはとても大事な時期。あと一ヶ月、皆で充実した日々が送りましょう。
それにしても子犬たち、自分の運命を知っているかのように、どの子もおとなしく貰われて行きました。
極寒の中での子育てだっただけに、お母さんに代わって(?) 感慨もひとしおの私です。
今頃みんな、どうしているかな・・・
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by sueki-k | 2009-02-23 20:39 |

続・侘びについて(byけい)

子犬のモナカが、きょう、貰われていきました。
めぐみのテニス仲間で、安中市のご家族です。近いからいずれ会えるでしょう。
モナカ、元気でね。
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17日に侘びとは、というのを書いて、続きは明後日と言いながら、あっというまに5日経ってしまいました。きょうはその続編を書きます。
茶道の始祖と言われている、武野紹鴎にこんな言葉があります。
「侘びとは、ワラ屋に名馬繋ぎたるがごとし」
これの反対は「豪華な厩に駄馬を繋ぐ」です。これは《俗》と言ってもいいでしょう。この《俗》は世の中に充満しています。例えば、豪華な家を建てて、中に飾ってある絵が安っぽかったり・・・もう少し言うと住む人が俗人だったり・・・こういうのダサイというのでしょうか。以前私の尊敬する人が3人いると書きましたが、そのうちの一人は達人のような人でしたが、借家に住んでいました。こういうの、カッコイイですよね。そう、侘びの現代語訳は「カッコイイ」でいいかも知れません。
良く行政が箱物を作ります。「○○美術館」とか。本来は、良い絵をたくさん持っていて、飾るところが欲しいから美術館を作るべきで、絵がないのに美術館を作っても仕方ない。文化会館なども、その土地の音楽活動などが盛んで、是非発表の場所が欲しいから建てるというのでないとおかしい。よく見かけるのは、建てたはいいけど使う人がいない、仕方ないから中央から誰かを呼ぶ。こういうのをダサイと呼びましょう。
侘びから離れそうですが、でも大事な話です。これはハードとソフトの話になってきます。この話は「人生の目的は?」という話に通じます。又にしますね。
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by sueki-k | 2009-02-22 19:39 | 日本文化論

睡眠について(byけい)

きのうのめぐみのブログに、ムートンのシーツの話が出たので、私もその辺の話をします。
人生の3分の1は布団の上で過ごします。良い睡眠は良い人生に通じます。私にとっては、仕事が人生ですから、良い睡眠は良い仕事に通じるわけです。
ですから、そのためにはお金は惜しみません。病気になるのが一番高くつきます。
一昨年の夏、めぐみが左手の腱鞘炎になり、治るのに丸一年かかりました。その間仕事量が減りました。医者にも通いました。
私は健康のためには、多少お金がかかっても良いと考えています。
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写真は私が寝ている寝具です。
シーツと毛布は15年ほど前に購入しました。2つセットで10万円以上しました。知り合いから薦められて、10万円はちょっと高いなと思いながらも、健康のためには、と買いました。なんでも、マイナスイオンが出るらしい。その頃はまだマイナスイオンという言葉も聞いたことがありませんでしたが、信頼の置ける人でしたので購入したのでした。私が、とにかく今健康なのはこういう積み重ねだと思っています。
敷き布団は昨年暮にやはり金澤屋で購入したものです。羊毛の布団で、寝心地が良いというので、使うことにしました。
枕もいろいろ試してきました。気になるとすぐ買ってしまうのですね。
私は健康オタクといってもいいでしょう。でもそれは、私には、私にしかできない大きな仕事があるからです。絶対に病気になるわけにはいかないのです。
今の私の悩みは、最近トイレが近いことです。夜中に2回くらい起きます。看護士さんに訊くと私の年齢では2回は普通だと言います。でも癪だから、なんとか減らしたいと考えています。前立腺が肥大気味らしいので、毎朝オヘソの下5cmくらいのところを指圧しています。さてどうなるでしょうか。
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by sueki-k | 2009-02-21 19:36 | 健康

ムートンシーツ(byめぐみ)

全国の冷え性の方に朗報です!
先日 源氏物語の会で、高崎の金澤屋さんという、寝具専門店に行きました。
若女将さんの寝具の説明を聞くうちに、気になっていることを思い出しました。
布団乾燥機で、布団を暖めてからでないと、底から冷えてしまって眠れないのです。
相談すると、すぐにムートンシーツを薦められました。ムートンて、コートや敷物では見たことあったけど、シーツに使うなんて目からうろこでした。たしかにあったかそう。化繊にかぶれる私でも、これなら大丈夫。白熊くんに抱っこされて眠るような気分でしょうか・・・とにかく一目で気に入りました。でも、本当にこれだけで布団乾燥機も、湯たんぽも要らなくなるのでしょうか・・・少々不安はありましたが、そこは若女将さんを信じて、さっそく夫におねだり。「2回分のお誕生日プレゼント」という理由をつけてゲットしました!ちなみに¥68000です。
使ってみてびっくり。ぬくぬく、ほかほか、肌触りは女王様気分です。
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動物ってやっぱりすごいですね。
ネットで調べたら、ムートン1Pという、小さいのもありました。これを座布団にしたら、今使っているホットカーペットが要らなくなるかも。これなら私のお小遣いでも買えそうだし・・・
考えてみると、眠っている時間てとても長くて大事なんですよね。大体、人生の3~4分の1は眠っているわけですからね。特に私は、眠るの大好き。良く眠るタイプなので、やはり寝具は自分に合ったものを使いたいな、と思うようになりました。腰痛も、改善するかもしれませんね。
金澤屋さん、ありがとう。毎晩幸せです。この次は、肌掛けが欲しいな・・・
またそのうち伺います!
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by sueki-k | 2009-02-20 20:33 | 健康

家の履歴(byけい)

一昨日から、さいたま市の喫茶店「プレリュード」で個展をしています。(28日まで)
実は、今の私の家兼ギャラリーは、この喫茶店があった場所から移築したものなのです。
外観は1月2日のブログにのせましたので、今日の写真は中の天井の様子をのせます。
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この家はピアノについてきたのです。
10年以上前に遡ります。ある時お客さん(以後Sさんとします)と話をしていて、ピアノの話になりました。私がピアノが大好きだと言うと、Sさんはいずれピアノを貰ってくださいと言いました。グランドピアノが2台あって、そのうち1台いらなくなるというのです。でもその時は私の家にはピアノを置く場所が無かったので、ではいずれということで別れました。その後、私は家を新築しようと土地を探して、7年前の1月にやっと手に入れました。その翌月、ちょうど今頃だったと思います。ファックスが入りました。いよいよピアノを貰って欲しいと・・・私は早速見に行きました。何でもSさんのおじいちゃんが亡くなって、土地を手放さなければならなくなり、そこにピアノがあるとのことでした。そしてそこに「木小屋」という立派な家がありました。「木小屋」というのは単なる作業小屋ではなく、蔵に近い、瓦葺の立派なものでした。なんでも木小屋でその家のレベルが分かるのでそうで、気合を入れて作るのでそうです。
「この家、どうするのですか?」
「解体して処分します。」
「え?それではくたさいよ。」
「あ、いいですよ。」
こうして私の家になりました。つまり、ピアノを貰いに行ったら家がそれに付いてきてしまったのです。タイミングが絶妙でしたね。土地が手に入って、これから設計図を起こそうという時でしたからね。一ヶ月早いとまだ土地は手に入っていない、一ヶ月遅いと図面が出来てしまっていたかも知れないのです。亡くなったおじいちゃんがこの木小屋をとても大事にしていたそうで、あの世から操作していたのではないかと思う位絶妙なタイミングでした。お陰様で、立派な梁のギャラリーと住まいを楽しんでいます。Sさん、ありがとうございました。
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by sueki-k | 2009-02-19 20:07 | 佐藤けいのエッセイ