陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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再度ラジオ高崎へ(byけい)

9月22日にラジオ高崎へ縁があって行き、出演しましたが、そのときは、私が何故焼き物の世界に入ったかを話しました。その時に、次は3回シリーズで焼き物の話をしてほしいと言われ、今日その第一回目の録音に行ってきました。写真は道から見たスタジオです。ガラス張りになっていて、外から見えるようになっています。
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3回の話は次のような話です。
第一回 土鍋の話
第二回 窯から見た焼き物の歴史
第三回 洋食器と和食器の違いから見た西洋文化と日本文化
今日録音したのは土鍋の話。11月4日午前11時半から15分間です。
ラジオ高崎の周波数はFMの76,2ヘルツです。

今回は土鍋の話をしました。何故土鍋料理がおいしいのか、とか、普通の土鍋以外にいろいろな土鍋がある、とか、陶板はおいしくて便利など、特に陶板の話をたくさん話しました。
陶板に関しては10月21日のブログに詳しく書きましたが、最近また強く感じたことがあるので追加で書きますね。
先日、汚れた陶板が水に浸してあったので洗いました。その時スチールダワシでさっと水洗いし実に簡単に洗えました。普通、野菜炒めなどをするときは、フライパンで炒め、皿に移します。洗うときはフライパンを洗い、火に掛けて乾かします。皿は洗剤をつけてお湯で洗います。陶板は油を落とす必要がないので、洗剤なしで水洗いだけ。火に掛ける必要もない。実に簡単です。毎日のことだとこれは大きなメリットだなあと感じた次第です。
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by sueki-k | 2008-10-31 18:42 | マスコミ情報

種から増やそう山野草(byけい)

私の家では山野草を400鉢くらい栽培しています。基本は栽培種でない、日本の自然のもの。つまり花屋さんには売っていないもの。時折山野草店というのがあって、そういうところには売っていますね。原則、山採りはしない。でも、去年近くを散歩していたら、道端にリンドウが咲いていて、それが一回草刈をされて、そこから頑張って脇から芽を出して、花を咲かせたのです。可哀想だから掘ってきてうちの敷地に植えました。そうしたら今、元気に花を咲かせています。
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私は、種から山野草を増やすことにしています。種から増やすことのメリットは、自然を傷めることなく一気にたくさん増やせることです。リンドウも今年種を蒔いたら、今、1000個くらいの芽が出て育っています。これは出来るだけ育てて、周りの自然の中に返したいと思っています。本来ならこんなことしなくても良いはずですが、なにしろ悪い人間が採っていって絶滅しつつあるから、少しでも代わりに罪滅ぼしなのです。昔この辺に生えていて、今、絶滅寸前のものはたくさんあります。
オキナグサ、センブリ、ヤマユリ、シュンラン、カタクリ、カワラナデシコ、ラン科の種類、等上げればきりがありません。私はせめて、私の周りくらいはこれらを復活して、昔の美しい姿に戻したいと願っています。そういう訳で400鉢も栽培しているのです。
今、レンゲショウマ(9月3日のうちのブログ参照)とウバユリの種が採れたので、「新・野草なんでも」というところに送りますので、ご希望に方はそちらにお問い合わせください。アドレスは下記のとおり。
http://www25.tok2.com/home/yasoclub/
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by sueki-k | 2008-10-30 14:44 | 山野草

パラドックスその8《高いは安い、安いは高い》(byけい)

毎週水曜日は、子猫の「のり」の日。
きょうの記録は、体重1390g(先週1300g)、体長49cm(先週48cm)。成長が少しゆるやかになった様です。
先日、お茶会の帰りに時間があったので、久しぶりに映画を観ました。びっくりしたのは、予告編が3つあって、それがすべて動物物だったことです。旭山動物園の話と、猫の話と、豚を教室で飼う話。不景気になると猫がはやり、好景気の時は犬がはやるということは聞いたことがありますが、不景気になると動物がはやるのでしょうか。どなたか知っていたら教えてください。
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世の中はパラドックスに満ちている。
きょうの話は、一昨日のめぐみの話の続き。
むかし私が20代の頃、傘をよく失くすので、ある時大枚をはたいて番傘を買いました。当時借りていた部屋が、4畳半で6500円の時、番傘は4000円しました。今だったらいくらするでしょうね。でもこれずっと失くさないで持っていました。ある時駅でベンチに忘れそうになったら、他の人に注意されて、あやうく失くさないで済みました。結果的に安くついたと思います。
「高いは安い」こういうことは世の中たくさんあると思います。
反対に「安いは高い」というのもよくありますね。よく言うことに「安物買いの銭失い」私が痛感しているのは、パソコンのソフトです。例えば名簿を、今パソコンにインプットしていますが、今のソフトは市町村の合併で住所が変わった時に、変更できないのです。いちいち手で変えるしかありません。ソフトによっては変えられるのもあるようで、安いのを買ったおかげで膨大な時間の損失をしなければなりません。帳簿ももっと高くて優秀なのを買えば良かったと後悔しています。
勿論、焼き物もそうです!高いものを買うと丁寧に扱います。生活が豊かになります。一生使うと思うと安いものです。100円ショップのものでも生きてはいけますが、豊かな人生とは言い難いですね。
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by sueki-k | 2008-10-29 19:37 | パラドックスと猫

金継ぎ(by弟子)

 どうも、久しぶりの弟子の出番です。
 今日は最近の弟子の仕事の中で、特によくやる「金継ぎ」の話をします。
 焼き物好きの皆さんには「金継ぎ」や「金繕い」って言葉をご存知の方も多いと思います。よく骨董市なんかに行くとよく見かける、古いお茶碗やぐい呑みなんかの口辺なんかにぽつぽつと金色に光ってるあれです。それとか古伊万里なんかの磁器に、たてのヒビ(ニュウという)に金や銀で入れてあったり、他には大傷物だと本体から割れてしまって離れ落ちたものを文字どうり「継いで」あるものに、その割れ目に沿って金を蒔いてあるのもよく見かけます。漆器に「蒔絵」というのがありますが、あれと同じで焼き物の金継ぎも基本的には漆を塗ってから金を蒔くという技法です。金で仕上げると「金継ぎ」、銀で仕上げれば「銀継ぎ」です。
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 名茶碗と呼ばれる「卯の花垣」や「峰紅葉」なんかにも確か漆での継ぎがあったような気がします(間違ってたらごめんなさい)。大名物の高麗茶碗なんかにも多く見かけますが、本体と同じく継ぎも古くなっていて表面の金が剥がれ落ちて素地の漆が見えているのが茶碗の風格を一層高めている気がします。修理も腕がいいとかえって良い風情が出るものだなと、出光美術館で「卯の花垣」や「峰紅葉」を見て感心しました。
 陶器は長く使えば使うほど育ちます。色がしっとりと落ち着いた艶を増すこともありますし、肌触りが良くなるものもあります。そして金や銀での繕いは、それはそれでまた格別な風情を醸し出すこともあります。
 さて、佐藤烓工房では、お客様のご要望であればかけたり割れてしまった当工房の陶器を金継ぎをして、再び皆様のもとへお返ししております。どうか、思い出のある陶器を長く使っていただきたい、と弟子の私も念じております。
 
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by sueki-k | 2008-10-28 22:13

着物の話(byめぐみ)

昨日は、久しぶりに着物でおでかけでした。
朝起きたら青空!腱鞘炎で、一年以上着ることができなかった着物たちを、虫干しすることにしました。
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初めて着物を買ったのは、6年前くらいでしょうか・・・
着物スタイリストの石田節子さんは、夫と親しい友人で、、窯の手伝いをしていた私のことも、なにかと かわいがってくださいました。いつも明るく、気さくな方で、声を聞くだけでも、元気がもらえるような気がしていました。
石田さんは、”衣装 らくや”と言う、紬の着物のお店もやっていましたので、友人と二人で訪ねてみました。私たちには着物は買えないけど、かわいい小物や、下駄があったら、欲しいな・・・と言う感じで出掛けたのですが、あらこれ、おしゃべりするうちに、二人ともすっかり、「着物を着るぞ!」モードになっていました。
履物からバッグまで、ぜーんぶ揃えて30万円!頑張れば、払える金額です。
写真の一番左、格子模様の大島紬です。帯は、初めての私でも、簡単らくちんに遊んで結べる、柔らかくて長いタイプ。
これを着て出掛けたら、あらびっくり、見知らぬ人に、「すてきねー」と、声をかけられること、しばしば。とってもいい気分です!私は、背が小さくて、スタイルも良くないのですが、着物だとそんなこと関係ないのです。なんたって、日本人に一番似合うようにできてるのですからね。
それ以来、お出かけは、出来るだけ着物。翌年には羽織、次の年は二着目(左から二番目)と少しずつ買い足していきました。
三番目は、いつも同じ着物ばかり着ていた私に、親しくしているお客様が譲ってくださったものです。右端は、最新作。昨日はこれを着ました。
他にも、友人から譲り受けたり、単や浴衣がありますが、これだけでも、十分楽しんでいます。
紬は着るほどに身体になじんで、味わい深くなるようです。焼き物といっしょですね。
着物一式30万。高いようですが、実は安いと思いました!
これって、今週のパラドックスみたいですよー。
水曜日をお楽しみに・・・!
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by sueki-k | 2008-10-27 21:21

お茶会に行ってきました(byけい)

きょう、お茶会に行ってきました。
前橋の臨江閣というところで、有名なところらしかったのですが、私は初めて行きました。
なんでも明治の初めころ、前橋にはお客を招く所が無いというので、民間の人達がお金を出し合って作ったそうです。いわば迎賓館のようなものです。和風の造りで庭園もあって、なかなか良い所でした。ちょっとがっかりしたのは、この日本庭園に芝生が植えてあったことです。まあ、その方が手入れが簡単なのでしょうが、ちょっとセンスを疑いますね。
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私は大学の茶道部に入って、それがきっかけで焼き物に出会い、この世界に飛び込みました。流派は裏千家で、きょうのお茶会も裏千家でしたので、久しぶりでしたが気楽に出掛けました。でもせっかくですから着物で出掛けました。男性の皆さん、もっと気楽に着物を着ましょう。というのも、男性の場合、慣れると5分で着られます。私はちょっと映画やレストランへ行くときに着物で行きます。こういうのは慣れですからね。きょうも男性が何人か来ていましたが、私以外は全員、背広にネクタイでした。いつからこんな風になってしまったのでしょう。
きょう気が付いたことを一つ。男性諸君!お茶の飲み方くらいは一度習って置きましょうね。一度30分習えば、一生大丈夫です。私は高校の時に、洋食の食べ方を習いました。おかげで一生洋食を食べる時に物怖じしません。
きょう、とてもマズイと思ったのは、正客に男性が座らされて、その人がお茶のことを何も知らなかったことです。その男性はどこかの社長さんらしいのですが、すぐに胡坐をかいて、最初から最後まで一言もしゃべりませんでした。お茶会は正客と飯頭(ハントウ)との会話から成り立つので、お茶を知らないひとが正客になると、つまらないものになってしまうのです。つまり初心者は真ん中辺に座るのが無難なのです。せっかくお茶席に来るのでしたら、ゴルフの時間30分をお茶の飲み方に回して貰いたいものです。
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by sueki-k | 2008-10-26 20:49 | 茶道

モツの話(byけい)

きょう、埼玉と高崎からお客さんがお見えになりました。
幸い雨も止んで、紅葉も少し色付きはじめましたので、外で食事をしました。定番の私の手打ちうどんと、モツを買ってきてバーベキューをしました。
うちのバーベキューは炭を使いません。薪、それも桜などの雑木です。これが炭よりもおいしいのですよね。煙が出るので少し燻製味になるのです。だから松では駄目なのです。松は焼き物には最適ですが、肉を焼くと煙臭くておいしくありません。桜とかクヌギなどだと燻製味になって炭より一味違います。でもこれは都会ではできないでしょうね。
野菜は勿論陶板で焼きます。網だとパサパサになりますから。
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うちのバーベキューの定番はモツです。勿論モツが苦手な人はいますから普通の肉も焼きますが、私がモツが好きなのです。というのも私の親父はメッキ工場を経営していて、月に一度宴会をやっていました、その時の料理がモツだったのです。群馬県は昔からモツが盛んで、なじんでいます。
ここ倉渕でもおいしいモツが手に入ります。83歳の可愛いおばあちゃんがやっている「すみれ食堂」という店ですが、看板を出していません。その昔焼肉屋さんをしていましたが、店をたたんで、その後リクエストがあるので肉だけ売っている、だから看板を出していないわけです。知る人ぞ知るですね。ここのモツがおいしいのです。いくら食べても飽きが来ない。よくモツはヘルシーだといわれますが、うなずけます。しつっこくないのですね。
さあ、これから一ヶ月でいよいよ冬がやってきます。今のうちに外での食事を楽しみたいものです。
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by sueki-k | 2008-10-25 21:48 | 料理

作品紹介《ココット》(byけい)

きょうはココットの紹介をします。
ココットは小さな土鍋です。今個展に出しているのは直径約13cm、蓋付きです。これは使い方によってはとても便利。火に掛けられる蓋物と思ってください。
きのう牡蠣の料理をしてみました。
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生食用の牡蠣と春菊ときのこを入れて、お酒を数滴たらし蓋をして、火で2分くらい暖めるだけ。蓋を開けると湯気がワっと立ち、それにスダチをかけて食べました。生牡蠣もおいしいですが、これはアツアツで、鍋物と違って、旨みがお湯の中に逃げていないから、実にうまい!
このココット、目玉焼きでも良い。その場合ちょっと緑野菜などを炒めて、その上にポトっと卵を落とし蓋をして加熱する。これだけで簡単に一品できあがり。普通の目玉焼きよりずっとご馳走に見える。蓋付きというのがミソですかね。
誰か帰りが遅いときなど準備をしておくと、とても便利だと思います。
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by sueki-k | 2008-10-24 12:18 | 土鍋

土鍋展が始まりました(byけい)

国立市のギャラリー泉で、「土鍋展」が始まりました。このギャラリーのオーナー奥田芽意さんは、25年来の付き合いです。というのも、彼女のお母さんが、以前大阪の心斎橋で泉画廊というのをやっていて、私はそこで10年くらい個展をやりました。つまり親子2代にわたってお世話になっている訳です。
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土鍋は最も古い調理器具といってよいでしょう。縄文土器の中で、尖底土器というのがあります。底が尖った土器で、どうも調理に使ったらしい。底が尖っていると置きにくいが、火のまわりが良い。水漏れを防ぐ意味で、内側を石で磨いたのもあるという。世の中がどんどんデジタル化する中、少しくらいアナログを残したいものです。
今回出品しているものは、竜の大土鍋、蒸し鍋、飯用土鍋、ポトフ鍋、陶板、行平、ココットなどです。
28日までやっていますので近くの方は是非お越しください。ただし私が在廊するのは、23,24,28日です。
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by sueki-k | 2008-10-23 16:39 | 土鍋

パラドックスその7《プラスはマイナス、マイナスはプラス》(byけい)

きょうは子猫の「のり」の日です。毎週水曜日にのりを載せます。ただし10月8日は丸善の個展の初日でしたので、7日に載せました。のりの成長記録を整理しておきます。
写真は9月3日が最初でしたが、このときは体重を量っていませんでした。
 体重     体長
9月10日: 415g   31cm
9月17日: 600g   33cm
9月24日: 710g   37cm
10月1日: 900g   39cm
10月7日: 1050g  41cm
10月15日:1200g  43cm
10月22日:1300g  48cm
着実に大きくなっていますね。
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世の中はパラドックスに満ちている。
きょうの話はとても現代的で皮肉な話です。私はちょっと健康オタク的なところがあって、若い頃から健康には注意を払ってきました。
サプリメントもいろいろ試しています。具体的にはいいませんが、5種類くらいは試してたでしょうか。それぞれある程度効果がありますが、最近、現代の食品に疑問を持つようになって、もしかしたら、出来るだけ何も食べない方が健康にいいのではないかと考えるようになりました。例えば、喉が渇くと、以前はリンゴジュースとかレモン入りの何とかとか、健康にプラスになりそうなものを飲んでいました。最近は「水」と決めています。リンゴジュースは健康に良さそうですが、農薬が心配です。本来プラスの筈が、マイナスかもしれない。それならいっそゼロの方がいいのではないか。レモンなどはもっと危険を感じますね。
我々は今、だいたい食べ過ぎています。「食べなくても生きられる」というような本が以前出ていましたが、私はこの方に共感します。
今までの健康法で一番効果のあったのは「断食」です。これは通常からするとマイナスです。これが健康に良いのだから、これって《マイナスはプラス》ということになりましょうか。
現代は飽食の時代。食べると言う行為は本来プラスのはずですが、食べ過ぎでマイナスになる。皮肉な時代ですね。
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by sueki-k | 2008-10-22 17:57 | パラドックスと猫