陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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我が家の動物たち (byめぐみ)

3年前に、卵好きの弟子が村の農家から廃鶏を貰ってきました。オス一羽と、メス三羽でしたが、オスは、私の不注意で、犬に追いかけられて山の中に消えました。それはそれは、勇敢な姿でした。メスたちを守る為に、自分がおとりになるんですね。
昨年、メスが一羽死にました。ハッポウスチロールを食べてしまったためでしょう。
鳥はどうしてハッポウスチロールを食べてしまうのでしょう?
うちの鶏がアホなのかと思っていたら、海鳥たちも、海に浮かぶハッポウスチロールで、たくさん死んでいるのだそうですね。
口を利けない鳥たちは、「これは毒だから止めなさい」と、命がけで訴えているのでしょうか・・・
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ともあれ、この二羽は元気に卵を生んでくれています。
今は、一日一個。変わりばんこに生むのか、一羽がさぼってるのか定かではありませんが、卵好きの弟子は卒業して行ったので、丁度良いペースです。
ほとんど毎日、こんな風に散歩させています。
蛇の赤ちゃんや、大きな蛙なんか、しとめたときは、もう、大騒ぎです。
視線も表情も鋭くて、恐竜の子孫かもしれないのも、うなずけますね。
そのくせ、歩く姿はコケティッシュでかわいいです。
廃鶏を逃れて、幸せかな・・・・・
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by sueki-k | 2008-09-30 23:43 | 動物

日本の光と風(byけい)

きのう、窯出しとコンサートを一緒に行いました。これを「窯出し祭」と称しています。
実はコンサートだけの企画もあって、窯出し祭とコンサートだけというのをあわせると、今回は10回目になります。この、うちでのコンサートを「日本の光と風」と呼んでいます。

第1回 琵琶と尺八と能のセッション;平成7年8月
第2回バイオリンとビオラの会
第3回岩笛コンサート(鹿音さんご夫妻)
第4回薪能(長谷川晴彦ほか);平成14年10月
第5回群馬ブラスクインテット;平成15年5月
第6回天田美佐子ソプラノコンサート;平成16年4月
第7回三遊亭全楽・落語会;平成17年4月
第8回ジャズコンサート;平成17年11月
第9回ジャズピアノとヴォーカルのコンサート;平成18年9月
第10回岩田海希ピアノコンサート;平成20年9月28日
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私が、何故このようなコンサートをするかというと、理由は二つあります。
一つは、私はたくさんの人に助けられてここまで来たので、恩返しという意味です。ここは自然のすばらしい環境の中ですので、ある意味でサントリーホールにも負けないと自負しています。ここでコンサートをして、すこしでも恩返しをしたい。
もう一つの理由は、すこしでも芸術家を助けたいということです。
ここでのコンサートのコンセプトは、プロを呼び、ちゃんとギャラを払うということです。今までの10回はすべてプロです。ここが一番のポイントと思ってください。
日本はすばらしい国ですが、残念ながら芸術家にとっては若干住みにくいところです。芸術に対する理解がとても少ない。芸術は豊かな生活のために欠かせない筈ですが、日本は芸術を軽んじていると思うのです。私は貧乏ですが、幸い人を呼べるし、経済的にもなんとか呼べる位置にあります。しかし、世の中にはわたしよりずっとお金持ちで、10万20万くらいのお金は簡単に出せる人は、いくらでもいると思います。その人たちが、たとえば自宅でミニコンサートなどを開いたら、芸術家も助かるし一般市民も日常的にリッチになるでしょう。
お金持ちのみなさん、もっとお金を有効に、世の中のために、芸術家のために使いましょう!
いぜれ、プロとアマについて、このブログに書きたいと思います。
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by sueki-k | 2008-09-29 21:31 | 窯焚き&窯の話

窯出し

きょう窯出しをしました。
私にとって窯出しは、お祭です。というのも窯焚きは真剣勝負、良い焼きにしなければなりません。窯出しの時は、結果はすでに決まっている。いまさらじたばたしても仕方がない、というわけで、窯出しは楽しみなのです。

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きょうの窯出しは80人の出席がありました。
午前11時から窯出しが始まり、午後1時から食事、3時からコンサート。
コンサートはクラッシクピアノで岩田海希さんに演奏していただきました。
曲目はベートーベンの「悲壮」とラフマニノフの何曲か。すばらしい演奏でした。
書きたいことは山ほどあるのですが、きょうはクタクタのヘベレケ。
明日書きますね。
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by sueki-k | 2008-09-28 22:45 | 窯焚き&窯の話

第6回囲炉裏端講座

本日、「第6回囲炉裏端講座」を開催しました。
「囲炉裏端講座」というのは、一昨年から始めた講座です。私は全国いろいろなところで個展をしていますが、様々な出会いがあります。話をしているうちに、自分ひとりで聴いてはもったいないくらうの面白い話を聴けたりします。その話をうちの囲炉裏端で聞けたらという思いで始めたのが「囲炉裏端講座」です。講演会は、壇上に立って話をするのが普通ですが、うちの講演会は囲炉裏端でいっぱいやりながらの講演会です。きょうの講演は三遊亭全楽さんでした。
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全楽さんは中堅の真打の落語家です。3年前にうちの窯だし祭りで落語をやって、好評を博したので、今回は囲炉裏端講座の講師を頼みました。
話の中心は、落語界の裏話。普段は聞けない面白い話をいっぱい聞きました。ギャラリーは20人くらいで、おおいに盛り上がりました。
3年前に落語を頼んだときに、意外に思ったことがあります。
それは、最初屋外でやっていただきたいと言ったら、断られたことです。落語というのは、言葉で空想させる芸だから、完全な屋外だと気が散って難しいというのです。やむなく半屋外の縁側で演じてもらいました。なるほどね、と思いました。落語って単に笑いをとればいいだけではないんですね。そう、今月の22日の私のブログを見てください。正にそのことを書きました。つまり、人の話を聴いて、空想するのは、とても高度な行為なのです。全楽さんもいっていましたが、客によって、とても盛り上がる時とそうでない時があるそうです。空想が広がるかそうでないかが、成功の分かれ目なのですね。
結局、4時から8時半まで楽しいひと時でした。
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by sueki-k | 2008-09-27 23:29 | その他

初めての窯焚き(by 弟子)

 どうも、弟子です。ご無沙汰してます。今日は18日から22日までの5日間の窯焚きの感想を書きます。
 初めての窯焚きの感想は、とにかく疲れました。だいたい連日、朝3時から、午後3時までの12時間を担当させていただきました。全くの初めてでしたので、分からないことだらけでしたが、先生やめぐみさんにアドバイスを受けながら、何とか火を繋ぐことができました。
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窯の中で薪が燃える音に耳を傾けたり、煙突の煙を見たりして、窯がおなかがすいているのか、それともいっぱいなのか見極めるのは集中力が必要で、ちょっとおしゃべりするとすぐ温度が下がり始めて、いったんこじらせると温度が上がるまで長い時間がかかったりであせったりしました。
 何か焼きそばのような匂いがいつもするのは何故だろうと思っていたら、薪をくべる手につけた軍手が汗をすった状態で焦げていたからだと気付き、軍手をはずしてみるとあらビックリ!人差し指がこげ茶色になってしまいました。やけどとは様子が違い、あまりヒリヒリしません。でもその後洗っても4日間は色と匂いが取れませんでした。人差し指の燻製です。これが、チビ猫のノリタンに好まれてしまい、いつも私の指にがぶりつきます。痛いです。
 一番最後のダンパーを閉めたときの穴窯は、まるでナウシカのオームが体液をブシューっと噴き出しているように黒煙を噴出しましたが、その黒煙を土でたたきつけるように押さえ込みました。しかし、こっちを押さえたらあっちから出るといったようで、いつおさまってくれるのかわからない様子でした。
 そのクライマックスのダンパーも終わり、深夜の1時くらいから酒盛りが始まり、先生の最初の窯築の話で盛り上がり、朝4時に眠りに沈みました。
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by sueki-k | 2008-09-26 16:02

我が家の犬たち その3 (byめぐみ)

名前;ミルク  (メス 4歳)   体重;約12キロ
名前の由来;白いので。
生い立ち;“ふく”〔我が家の犬たち その1〕と“はる”〔我が家の犬たち その2〕の間に生まれた。
趣味;ヒトが投げた石を拾う   特技;石をお供えする(?)   性格;やんちゃで明るい

何も教えていないのに、母親のまねをして、石を拾うのが大好きです。
ちゃんと手の上に返してきて、「もっと投げて」のおねだりです。
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縁台や、仕事場の入り口に、石が置いてあったりします。
誰かに投げてもらいたくて、ミルクがお供えするのです。
「ふく」と「はる」の間に生まれた4匹の子犬のうち、ミルクが残りました。
「白い犬はヒトに近い」 と、村のおじさんに聞きました。ミルクはそんな感じがします。
子供の頃は、よく、佐藤のピアノに合わせて遠吠えしていました。
もっともっと、色々なことを教えてあげられると良いのでしょうね・・・。
我が家の犬たちの紹介は、これでおしまいです。
また登場するときまで、お楽しみに!
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by sueki-k | 2008-09-25 17:05 |

パラドックス(その3)«ピンチはチャンス»(byけい)

子猫«のり»の体長は37cm,シッポの長さは12cm,体重710gになりました。
インコは調べたところ、遊んであげたほうが良いらしいので、家の中で一日一回放すようにしようと思い、きょう初めて室内に持ってきました。そうしたらのりが興味を示し、鳥かごに登ってゆきました。さあ、仲良くなれるでしょうか。
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世の中はパラドックスに満ちている。
きょうのテーマは«ピンチはチャンス、チャンスはピンチ»
野球などではよく、ピンチのあとにチャンスあり、と言われます。ピンチとチャンスは真反対の言葉ですが、私はずばり、«ピンチは(=)チャンス»と言いたい。人生長くやっていると、いろいろなピンチに襲われて、それをなんとかクリアーしなければならない場面がありますね。私の友人の会社が売り上げが落ちてピンチに陥ったとき、彼は徹底的に経費削減を目指し、なんとか乗り切りました。考えられるあらゆる経費を削減したそうです。そうしてクリアーしたあと業績が回復し、以前より楽になったそうです。
また、最近読んだ文章の中に、こんなことが書いてありました。

私は私の治療院にやって来たがんの方に「がんでよかったですね、がんは即死しないですから。執行猶予中にやれることはたくさんありますよ、そうしたらがんになる前よりも、素敵な賢い、いいからだになりますよ」とよく言います。(島あけみ;鍼灸師&シャンソンシンガー)

人生で一番大切なのは、ピンチの時どうするか、と私は思っています。順風満帆の時はどうやったって生きていけますが、ピンチというのは必ず訪れるものです。もし神様がいるとすれば、そのピンチは、神様が与えてくれた人生のテーマなのだと思います。
私も何回もピンチに見舞われています。その時の呪文を教えてあげますね。それは
«今が最高!»
人生の最も苦しい時にこの呪文を唱えると、必ずクリアーできますよ。
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by sueki-k | 2008-09-24 12:45 | パラドックスと猫

窯焚きが終わりました(byけい)

昨晩、夜中の零時半に窯焚きが終わりました。
丁度、丸5昼夜焚いたことになります。
うちの窯の最大の特徴は、最後に燻すことです。
普通の終わり方は(たとえば信楽焼き)、最後に薪を放りこんで、口を閉めて、泥を塗って、それで終わりです。
うちに窯は、最後が戦いなのです。
まず大量の泥を練っておいて、大量の薪を放り込みます。そして、後ろの煙道(窯とエントツをつなぐ筒)を遮断するのです。それをダンパーといいます。写真はダンパーをするところです。
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ダンパーをすると、あらゆる隙間から煙がもうもうと出ます。練っておいた泥を、その隙間に向かって投げつけ、隙間をふさぎます。20分くらいすると煙も落ち着いて、出なくなります。それで窯焚きは終了です。
いえ、まだありました。その後2時間くらい宴会をするのです。
私の友人は、3人窯焚きのあとボヤを起こしています。3人とも窯焚きが終わって2時間以内なのです。だいたい同じパターンですが、煙道の周りの木は、長い間に炭化して燃えやすくなり、火を止めた後に発火するのです。
私の窯を煙道の近くには木がないので大丈夫のはずですが、念のため2時間は窯から離れません。つまり乾杯をして、宴会が始まるというわけです。これも仕事の一部ですかね。まあ酒飲みはなにかにつけて理由をつけ、酒をのむ理屈をつける典型かもしれません。それにしても、窯焚きが終わった後の、ビールのうまいこと!これはどんなにお金を積んでも、味わえるものではありません!
次の窯焚きは来年の4月です。次回は窯焚きの手伝いを募集します。主に薪運びですが、窯焚きに興味ある人はご連絡ください。
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by sueki-k | 2008-09-23 23:00 | 窯焚き&窯の話

ラジオ高崎から放送(byけい)

きょうは、窯焚き5日目なのですが、
先日、ラジオ高崎へ録音のため行ってきたので、その報告をします。
テレビは10年ほど前に、NHKの生番組に出演のため、渋谷まで行ってきたことがありますが、ラジオは初めてでしたので、興味津々でした。
放送は下記の通りです。

■放送日時 番組名「スタイル」

        *第1回目(前半)  9月23日(火)午前11時30分~
        *第2回目(後半)  9月30日(火)午前11時30分~

FMで76,2ヘルツです。範囲が狭いのが残念です。
高崎の人は是非聴いてください。
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アナウンサーは、田野内明美さんという女性でした。
ええ、美人でした。
でもそれ以上に思ったことは、アナウンサーという仕事は、好奇心がないと駄目だということです。
局に着いてから、1時間半くらい雑談をしました。今日はオレはしゃべる日と思い、しゃべりまくりました。私は普段、会話する時に気をつけていることがあります。それは人の話を聴くということです。
だれが最初に言ったのか知りませんが、「耳は二つ、口は一つ。だから二つ聴いて、一つしゃべるのがいいんだよ。」これって名言ですね。「話し上手は聴き上手」ともいいます。私は基本的にできるだけそれを実行しようと心がけています。
でも他人の話を聴くのは、好奇心とエネルギーがいるのです。というのも、他人の話は自分のなかにはないものですよね。それを、言葉を通じて自分の頭の中にイメージする訳です。これって動物にはできない高等な作業です。
歳をとると他人の話をきかなくなります。これは自然なのです。自分の話をするのが一番楽なわけですから。私が人の話を聴く努力をするのは、アンチエイジングですかね。
若い人でも自分の話だけで、人の話を聴かない人がいます。こういうのは私は「スピーチ」と呼んでいます。「会話」というのはピンポンのように話が行ったり来たりするのをいうのですよね。
アナウンサーという仕事はしゃべると同時に他人の話を聴く仕事でもあるわけで、大きな能力を要求される仕事だなと思った次第です。
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by sueki-k | 2008-09-22 19:10 | マスコミ情報

窯焚き4日目《土と火に寄せて》(byけい)

天気が悪いですね。
窯焚き4日目、今日も雨です。
今回は雨にたたられています。
写真は今朝の明け方。空が白み始めた頃。
私はこの時間が一番好きです。
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今日は、私が30代の時作った詩を紹介します。

《土と火に寄せて》

土よ!
透明な闇のむこうから
おまえの心臓の鼓動が伝わってくる
厚く積み重なった年月を
夢想しながら
おまえは
濡れた身体(カオス)を横たえている

火よ!
おれはおまえの前では
ただひれ伏すしかない
おまえの激しい情熱が
おれの魂を焦がす
おまえは
土とのまばゆい交歓を通して
土を
永遠の形(フォルム)に変えてしまうのだ

黒い静寂(シジマ)の中に
土の単調な息遣いがきこえる
火との甘い接吻を
夢みながら
土は
静かに
眠っている
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by sueki-k | 2008-09-21 16:09 | 佐藤けいのエッセイ