陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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カテゴリ:作陶( 48 )

陶芸材料・三恵堂、明日オープン!!

15年ほど前に、「陶芸材料・三恵堂」という店を高崎市江木町で、私の長男にやらせていました。その店は閉店し、ここ倉渕でほそぼそと続けてきました。
この度、その「陶芸材料・三恵堂」を再オープンすることにしました。場所は今陶芸教室をしている「学びの森」です。(高崎市高関町443)
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陶芸には様々な材料や道具が必要です。今、高崎にはその本格的な店がありません。陶芸愛好者は不便を強いられています。
そこで、再度店を始めることにしました。
といっても、火、水の2日間だけ。時間は9時半~21時です。
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ただ売るだけでなく、様々な相談にも乗ります。
扱い品目は
粘土、釉薬、小道具、本、金継道具、時計パーツ、ロクロ、窯などですが、陶芸に関してはなんでも扱うつもりです。これから、陶芸を止める人がたくさん出てくるはずですので、いずれ中古品も扱いたいと思っています。
いずれにせよ、陶芸愛好者にとって楽しい店にしたいですね。
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by sueki-k | 2015-03-02 23:21 | 作陶

植木鉢を作りました

今回は、焼き物の話題です。

植木鉢を初めて本気で作りました。というのも、昨年12月に埼玉県のある人から、今度花をテーマにしたギャラリーを開きたいという相談がありました、私自身15年くらい前から山野草にはまっていた経緯もあり、ちょっと本気で作ってみようかと思った訳です。
新しい世界に挑戦するのはとてもワクワクします。造ってみて思ったのは、植木鉢はフォルムと足ですね。色も勿論大事ですが、足の形などで結構遊べます。
まずは写真をご覧ください。
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私の持っている釉薬を、いろいろ掛けてみました。形も様々です。
特に辰砂という釉薬はフォルムと共に成功しました。写真を載せます。
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これらに、我が家の敷地内から採ってきた紅葉の苗を植えて、苔を飾りたいと思っています。これこそ趣味と実益でしょうか。どうなるか、とても楽しみです。
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by sueki-k | 2015-02-10 00:01 | 作陶

ステンドグラス

女房の森乃めぐみが最近、ステンドグラスの陶芸にこっています。
これは何かというと、ステンドグラスの破片を利用したものです。

むかしからよくやる陶芸の技術で、ガラスを利用するのがあります。
たとえば、お酒のビンを割って、それを載せて焼く、というものです。すると下にガラスが熔けて溜まります。灰皿などには適した技法ですね。しかし、ガラスの色のバリエーションはそれほど多くありません。

今、毎年「榛名山麓工芸展」というのを開催していて、そのうちのメンバーでステンドグラスの作家の清水初江さんという方がいます。その人の廃棄物をもらって来て、女房が作品作りをしているのです。
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これは時計です。

ステンドグラスを使うといろいろな色が可能です。
それを小鉢とか皿の載せて焼くと、カラフルで面白い作品ができます。
ステンドグラスというのがミソでしょう。
これ、工夫すると可能性が広がるかもしれません。
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by sueki-k | 2014-04-03 22:05 | 作陶

続・続・粉引の話

イギリスのジュニパー久仁子さんから粉引についての質問がありましたので、このブログでお答えすることにします。
質問は(1)焼きは酸化か還元か(2)本では、素人が失敗しないためには、素焼きのものを水で濡らして化粧すると良いと書いてありましたが・・・(3)釉薬は透明ならなんでも良いのか。
(1)酸化、還元どちらでも良いが、酸化は白っぽくなります。還元のほうが変化があり、面白いですね。それと還元の方が丈夫です。
(2)確かに素焼きをしたものに化粧する方が失敗率は低いですが、面白味に欠けます。どちらかというと真っ白で変化がありません。粉引の面白さは、地の赤土と化粧土のミックスした微妙な変化にあります。それは生掛けしないと出てきません。生で掛ける方が赤土と化粧土の親和性が増すのでしょう。その代わり割れたりというリスクが生じます。何事もリスクと結果は一致しているように思われます。
(3)釉薬は何でもOKです。持っている釉薬、すべてを掛けてみると面白いと思います。普通の白土に掛けたのとは明らかに違います。因みに私の粉引はマット釉を掛けています。

ついでに・・・
粉引をうちの穴窯で焼くとこうなります。
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すごく変化します。

更に刷毛目というのがあります。これは化粧土を濃くしておいて刷毛で塗ったものです。
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また、化粧したものを釘で彫って色付けするとこうなります。
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これは「山ボウシ」の時計です。

化粧土ひとつでいろいろなことが出来るので、奥が深いです。
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by sueki-k | 2014-03-26 21:48 | 作陶

続・粉引の話

きのうの話の続きです。

焼き物は、大きく分けて2種類あります。
ひとつは陶器で、もうひとつは磁器です。よく陶磁器といいますが、これは2つを言い表しています。
陶器というのは益子焼などに代表される比較的柔らかい焼き物で、磁器というのはいわゆる「瀬戸物」と言われる真っ白な硬質な焼き物です。

粉引は実は、この2つを良いとこ取りしたものです。
つまり本体は陶器で、それに磁器をコーティングしたものなのです。
陶器の温かみと磁器の清潔感を両方持つという欲張りな焼き物と言っても良いでしょう。

きのうは制作場面の写真を載せましたが、焼くとこうなります。
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同じものでもこのように変化するので難しいし、面白いのです。

制作の難しさは、化粧をするタイミングです。
乾き過ぎても駄目、生過ぎても駄目。私は最初あらゆる失敗をしました。
また、土と化粧土の相性もあり、合わないと剥がれてしまいます。
何事も、楽な仕事はないですね。

陶器と磁器の違いについては、2009年7月6日のこのブログに詳しく書きました。こちらもご覧ください。
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by sueki-k | 2014-03-21 21:55 | 作陶

粉引の話

先日、イギリスの久仁子・ジュニパーさんからメールがありました。(名前を出しても構わないと返事をいただいたので本名で話ます。)
彼女はイギリス人と結婚して、今イギリス在住です。
あちらで今、ご主人が家具を作っています。彼女は陶芸をやっているのですが、メールでは「粉引」をやりたいのだが難しいのでブログに出してほしい、とのことでした。ですので、粉引について少し書きます。

粉引は「こひき」とも「こびき」とも読みます。どちらもOKです。
本体を赤土で作り、それに白い化粧土を掛けます。
ちょうど先日掛けたので写真をお見せします。
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これが本体で、赤茶色です。
それに化粧土を掛けます。
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これが化粧土です。
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こういう風に掛けるわけです。
するとこうなります。
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つまりこの白は土の色であって、釉薬ではないのです。
これを素焼きして、釉薬を掛けて本焼きします。
続きは明日に。
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by sueki-k | 2014-03-20 22:37 | 作陶

一粒で二度おいしい花器

先日「ドレミファソ」という花器を紹介しました。(3月13日)
ついでに「一粒で二度おいしい花器」というのを紹介します。

これです。
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これはひっくり返しても使える花器です。
ひっくり返すとこうなります。
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どちらも使える「一粒で二度おいしい花器」なのです。
真ん中でしきってあるのです。ですから深さは若干浅く、使いにくいところがあるかもしれませんが、その点は我慢です。
作り方は「ドレミファソ」も同じで、タタラ(粘土の板)を2枚用意しておいて、好きな形に切り、それに紐作りで2段くらい積み、あとはくっつけるだけです。

ついでに「ドレミファソ」の変形の花器も載せます。
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これは「天つく怒髪」とでも名づけましょうか。

これらは皆、須恵器になります。
焼き上がりが楽しみです。
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by sueki-k | 2014-03-17 01:25 | 作陶

ドレミファソ

以前から作りたかった作品「ドレミファソ」を作りました。
これ、5本指です。全部で4箇所ああるから、両手、両足ということになりますが、ま、あまり深くは追求しないでください。この作品はまだ生なのでこういう色をしていますが、焼くと須恵器になります。つまり、黒い焼き締めですね。
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次は同じ発想ですが、指がたくさんあるので、これは「メロディー」と名づけました。
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5月3日(土)~6日(火)に我が家で「窯出し展」を行います。その時にこの作品が見られます。これは入場無料です。詳しくは近くになったらこのブログでお知らせします。是非お越しください。

ついでにーーー
5月3日午後2時から窯出しコンサートをします。コンサートは毎年やっていますが、今年はシンセサイザーをします。入場料は500円以上で全額上毛新聞の「愛の基金」に寄付します。だから「500円以上」なのです。
これも詳しくは後でお知らせします。
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by sueki-k | 2014-03-13 20:50 | 作陶

オブジェⅦ

先週、お金にならない作品の話をしました。
きょうはその典型、オブジェです。
昨年オブジェの作品を6個造りました。が、勿論1個も売れません。で、今年からは一窯に1個のペースで造ることにしました。
今回は昨年失敗した「凍らせる」作品に挑戦です。
こういう作品を造りました。
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これは白土で造りました。大きいです。横幅145cmあります。高さは75cmくらいでしょうか。これにどろどろの赤土を掛けます。そして、戸を開けて、室温を零度以下にします。するとこうなります。
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昨晩これをしました。外はマイナス10度。室温がマイナス3度くらいになり、凍り始めます。昨年は草のような模様になったので期待していたのですが、今年は普通の凍結模様でした。少々ガッカリ。でも面白い模様です。
その上から更に黄土を掛けました。そしたらこうなりました。
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これを近くから見るとこんな感じです。
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私はこれを「氷裂」と呼んでいます。
これは焼くと須恵器、つまり黒色になります。どんな焼きになるのか楽しみです。
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by sueki-k | 2013-02-25 21:31 | 作陶

コーヒーカップ展

14日に窯出しをしましたが、26日からコーヒーカップ展が始まるので、窯出しした作品をそのままに、コーヒーカップの制作が始まりました。
こういうテーマを設けた個展は、そのためにわざわざ作らなければならないので、大変です。
久しぶりにコーヒーカップをたくさん作りました。
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これは天日に干しているところです。
コーヒーカップ展は正式には《佐藤火圭・珈琲を愉しむ器展》というタイトルで、異人館(高崎市下小鳥町61-3・℡027-365-3710)という店です。ここはコーヒーと陶器を売っている店で、ギャラリーもあります。会期は10月26日~31日です。皆さん、是非お越しください。

もう一つあります。
《佐藤火圭・陶芸教室展》です。
私の陶芸教室は3年前に出来ました。今年初めての教室展を開催します。みんな張り切って大作に挑戦しました。普通教室展というと小物がズラリと並びますが、うちのはちょっと違いますね。あまりの迫力にビックリすると思います。
上記の個展と同時開催になります。(26日~30日)
場所は高崎シティーギャラリー(℡027-328-5050)です。
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これは案内状の写真面です。
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by sueki-k | 2012-10-22 00:00 | 作陶