陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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カテゴリ:土鍋( 15 )

ずん胴土鍋

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ずん胴土鍋を作りました。これ自分用です。
小さい頃の記憶で、我が家はよくラーメンを作っていました。近くに麺工場があって、そこから麺を買ってきて、汁はずん胴の鍋(金属だったと思います。)で鶏がらを煮て、更に、豚肉を醤油で煮て、それらを混ぜて作っていました。それが超うまかったので、私は今でも街に出るとついラーメンを食べてしまいます。でも大抵がっかりします。あの時のあのラーメンが食いたい。ならば自分で作ろう。そう思いたちました。
で、ずん胴土鍋を作ったわけです。

さて、これで何を煮ようか。
鶏がらは勿論、豚骨もいけるし、ポトフなどもいけそう。
これから、いろいろ実験をします。

ところで、このストーブ、我が家には3つあり、大活躍しています。
これは昔からの単純な石油ストーブで、とても便利です。なにしろ煮焚きができるのがいい。これにカレーとかオデンとかを載せておくと、いつの間にか出来上がっている、基本的に煮炊きの燃料代はタダである。
日本ではいつのまにか、ファンヒーターというのが出回っていて、それが本道のように思われているが、どうもおかしい。
みなさん、冷静に考えてみましょう。
企業はなんとかして儲けなければならない。そのためには新しい製品を出して、古いものは捨てて買い換えてもらわなければならない。こちらの方が便利でいいよと宣伝(洗脳)して、買わせる。
ファンヒーターは良くない。あれ、モーターの音がするでしょう。あれ、健康に良くないです。停電になったら使えませんよね。どうしてああいうものが主流になるのか、私の頭では理解できません。
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by sueki-k | 2013-02-04 00:10 | 土鍋

土鍋造り

今、土鍋を制作しています。
先週、信楽旅行の前に制作し、旅行中に乾かし、本日素焼きをしました。
午前中に乾燥です。
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この時期に土鍋と思われるかもしれませんが、実は注文のためなのです。福島の人から、20人用の土鍋を作ってくれ、と頼まれました。形は「亀」。これです。
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これ小さいように見えますが、直径(現時点で)46cm。焼きあがると少し縮んで多分43cmくらいでしょうか。結構大きいです。
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これはタジン鍋です。これにたっぷり野菜を入れて蒸し焼きにすると、美味しくてヘルシーな鍋物が出来上がります。ここ何年か前からのはやりですね。うちも造るとすぐなくなります。さてどんな模様を付けたら良いでしょうか。前は背が高いのでキリンの模様をつけましたが、今回は別のデザインを考えます。
勿論、今回の窯は陶板も焼きます。
「火に掛けられる」シリーズは楽しいですね。
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by sueki-k | 2012-07-18 23:44 | 土鍋

直火にかけられるポット

皆さん、ご無沙汰して申し訳ございません。
なにしろ、仕事が忙しくて・・・
というのも、今月17日から穴窯が始まります。3日間の窯詰め、今回は5日間の窯焚き、真剣勝負です。
うちの窯は1000点入るので、今毎日、全力疾走で制作中です。

ところで、以前お話したように、昨日サライという雑誌が発売され、その付録の「大人の逸品」に私の「直火にかけられるポット」が紹介されました。
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このポット、一種の土瓶です。それを洋風にした感じでしょうか。ですからもちろんコーヒーにも使えます。
でも何よりも、薬を煎じる時に有効です。漢方薬などを煎じるには土瓶がベストです。つまり金属製は化学反応を起こすので良くないとされています。
また、味も遠赤外線効果で土瓶、つまり陶器で作られた物が美味しい。
皆さん、是非私のポットで生活を楽しんでください。
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by sueki-k | 2012-04-11 23:56 | 土鍋

土鍋考(byけい)

最近土鍋がよく売れている。
丸善で売れ、高知でもよく売れ、今高崎で個展をしていますがそこでも売れています。来週19日からはいわき市で「土鍋展」をしますし、先日は宇部市のギャラリーから電話があり、18日から「土鍋展」をするから出品してくれと言われました。高知などは陶板が22枚注文がありました。少々品不足気味です。来月初めには1窯焼かなければなりません。

3年前にリーマンショックがあり、今年震災があり、世の中不景気です。
10年くらい前、土鍋ブームがありました。その時言われたのが、不景気なので外食を避け、家で食事をするようになったからだということでした。今回もその辺が理由なのでしょうか。
不景気になると外食産業が打撃を受けます。その分中食産業がはやります。つまりコンビニがやスーパー売れる訳です。

土鍋は最も古い調理器具です。温まるのに時間がかかりますが、なんと言っても美味しいのが「売り」ですね。その理由にかんしては過去に書いているのでお読みください。カテゴリーの「土鍋」をクリックすると出てきます。
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写真は1人用の蒸し土鍋です。直径18CMくらいで、今年5種類作りました。
最近は小ぶりの方が売れます。これも時代の影響でしょうか。
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by sueki-k | 2011-11-13 07:59 | 土鍋

燗土鍋(byけい)

新作を造りました!
これ、飲んべえから生まれた、今までに無い土鍋です。
私はお酒は何でも飲みます。まずはビールから始まって、日本酒、焼酎、ワイン、ウォッカ、ブランデー、ウィスキー、等々嫌いなものはありません。ですが、その中から一つだけ選べと言われれば、日本酒を取ります。
日本酒の飲み方はいろいろあります。燗で、冷で、ロックで、---私の友人はお湯割りで飲んでいました。一番の正統派は燗でしょう。燗で飲むお酒というのは世界的にみて珍しいと思いますし、身体にもいい。燗の良さは、身体に入るとすぐ吸収されるから、早く酔いが回ることだそうです。
でも燗酒はすぐ冷めます。そこで私は考えました。燗酒をいつも熱々で飲めないものかと・・・・
私は今までヤカンで燗をしていました。ヤカンは風情もないし、また冷めやすい。そこで考えたのが今回紹介する「燗土鍋」です。まずは写真をご覧ください。
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写真の左が燗土鍋です。これは冷めないように、ぶ厚く造ってあります。右がちょっと曲者で、これは鍋敷き&蓋&陶板です。本日は銀杏を焼きました。(これも説明が要ります。銀杏を焼くときに塩を敷くと美味しく焼けます)。この2つをセットで作りました。
造って最近使っているのですが、これが実にいいのですね。30分経っても燗が冷めないのです。
女房は絶賛です。この土鍋、冷めにくいから用途が広い、と言って昨日は石焼ビビンバを作ってくれました。いや、美味しかったです。
この土鍋、まだこの世に誕生したばかりなので、これからいろいろ試して行きたいと思います。
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by sueki-k | 2010-07-15 00:34 | 土鍋

土鍋三昧(byけい)

先週、囲碁の話をしました。そしたら翌日の新聞に「アジア大会で囲碁が取り入れられる」という記事が1面に出ていました。これはビッグニュースです。以前から囲碁を「頭脳スポーツ」としてオリンピックに入れる運動がありましたが、それがやっとアジア大会で実現するわけです。嬉しい限りですね。
ところできょうの話は全然別。土鍋の話です。
最近の我が家は、食事の殆どが土鍋料理です。土鍋といっても単純に「鍋物」というのではなく、まずご飯は土鍋で炊く。写真の「黒豚の土鍋」というのがあって、これ2合炊けるのです。取っ手は豚のシッポです。そして陶板。これが毎回出てきます。きょうの昼ごはんは、この陶板の炒飯でした。カレーも土鍋で作ります。本場のスリランカではカレーは土鍋で作るのが普通だそうです。あと便利なのがオデンです。土鍋のオデンはゆっくりと煮るのでとても美味しい。勿論先週食べたチゲ鍋も美味しかったし、水焚きも美味しかった。いや,幸せです。
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私は須恵器をライフワークとして仕事をしていますが、土鍋職人でもあります。
今発売の「サライ」と「ビーパル」の別冊に通販の小冊子がありますが、私の陶板が載っています。今60個の注文があり、ひたすら作っています。その意味でも「土鍋三昧」ですね。

一つ、美味しい話をお教えします。
料理は組み合わせがポイントだと思いますが、味噌とトマトの組み合わせが実に美味しいです。これ鍋物でも雑炊でもなんでもいいのですが、味噌味とトマトを組み合わせると、こってりしてとても美味いので是非試してみてください。ラーメンでもいいですよ。味噌ラーメンにトマトを刻んでタップリ。美味しいです。
こんな美味しい情報をタダで教えていいのかな?
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by sueki-k | 2010-02-23 23:56 | 土鍋

続・火に掛けられる新商品(byけい)

きょうは、メグミの誕生日なので、きのう、前夜祭ということで映画を見に行ってきました。「剣岳(ツルギダケ)」という新田次郎原作の山岳物です。明治時代に、測量のために誰も登ったことなない剣岳に登る話です。音楽がずっとクラッシックが流れていて、気持ち良かったですが、話が明治時代の地方ーーーということは江戸時代くらいの雰囲気でしたので、ちょっと違和感がありました。でも最後、頂上へ着くときのクライマックスは、私がピアノ愛好会の第1回の発表会で弾いた、ヘンデルのサラバンドでしたので、気持ちよかったです。(去年の11月9日のブログ参照)
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さて、きのうの続きです。《発明はものぐさから》、というわけで、中央のポットは火に掛けられるポット、左は火に掛けられるマグカップです。私は朝は紅茶と決めています。コーヒーは夕方3時に飲みます。朝の紅茶は当然ヤカンにお湯を沸かし、大きめのマグカップ(ジョッキ)にお湯とティーバッグを入れて飲みます。面倒だから2,3杯入る大きいやつにします。で考えたのが、火に掛けられるポットとマグカップ。ポットでお湯を沸かしてそこに紅茶を入れる、あるいは、マグカップを直接火に掛け、そこに紅茶を入れる。どちらも冷めにくいというのが特徴です。まだ実測していませんが、30分くらい経ってもまだ相当温かいですね。
きのうの「火に掛けられるラーメンドンブリ」は、もう2年くらい使っていて、その便利さは実証済みですが、きょうの2つはまだ作ったばかりなので、これからいろいろ試してみようと思っています。
道具というのは使い方です。このポット、当然漢方薬を煎じることが出来ます。漢方薬を煎じるのは鉄瓶より焼物のほうが断然優れています。というのは、鉄瓶は鉄が水に溶け込んで化学反応を起こすからです。勿論、このポットにお湯を沸かしてほうじ茶をいれても良い。
このマグカップ、これもうまい使い方があるはずです。いろいろ試してみますね。
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by sueki-k | 2009-08-05 23:42 | 土鍋

火に掛けられる新商品(byけい)

去年、今年と2回にわたって、サライ、be-pal,DIMEという雑誌で紹介された、「火に掛けられる器」。一つは陶板、もう一つがココット。これが結構好評でしたので、新しい「火に掛けられる器」を先日焼いてみました。それが下の写真です。
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まず、一番右。これは「火に掛けられるラーメンドンブリ」です。昔、学生の頃、よくやったのは、インスタントラーメンを鍋でつくり、それをドンブリに移さず、そのまま食べたことです。単に面倒だからなのですが、そのものぐさ流を形にしてみました。つまり、これを火に掛け、お湯を沸かし、ラーメンを入れるだけ。メリットは2つあります。出来上がってからなかなか冷めないこと。もう一つは洗うのが一つで済むこと。でも見えない形で「美味しい」というのがあります。さすがにラーメンだけでは寂しいですから、私は野菜を何種類かまず煮ます。すると当然野菜のダシが出ておいしい汁が出来ます。土鍋は遠赤外線が出ますから、野菜も美味しく茹だります。そこにラーメンを入れて、卵を落とし、最後にメンマとか焼き豚を載せれば、この器の効果もあって、立派な野菜ラーメンの出来上がりです。
これ、実は2年ほど前に作って、頻繁に使っています。いえ、そんなにインスタントラーメンを食べているわけではありません。普通のラーメン、蕎麦、うどんを食べるときに便利なのです。特に一人の時に、例えば蕎麦。まずニボシとコンブを入れ煮て、別の鍋で茹でた蕎麦を入れます。たったそれだけですが、豊かな感じがします。
道具というのは使い方次第で200%活躍します。これ底が小さいのでフォンデュに適しているでしょう。また雑炊やリゾットも良さそうです。なにしろこれは「火に掛けられるドンブリ」なので、このまま卓上に載せて食べられるというのがミソです。
さて、あとの2つは明日ということにしましょうか。
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by sueki-k | 2009-08-04 16:41 | 土鍋

ココット物語(byけい)

只今発売中の雑誌、「サライ」の別冊付録(大人の逸品)に私のココットが紹介されました。これは通販の小冊子で、去年11月には黒マットの陶板が紹介されました。この時、結構注文がありました。今回も好調なようです。そこで、去年10月24日のブログで紹介しましたが、再度ココットについて書きます。因みに、7月5日発売の「サライ」と、7月7日発売の「DIME」と、7月10日発売のBE-PALに差し込まれるそうです。(46ページに載っています。)
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このココット、工夫でいろいろな使い方ができます。火に掛けられるというのが最大の特徴ですが、蓋付きというのがなんといっても便利。ちょっとした残り物をこれに入れて、冷蔵庫に保管し、翌日そのまま火に掛けられる。熱々だと何となくご馳走になります。去年のブログにも書きましたが、生カキや生帆立貝などと野菜(ブロッコリーやセロリやほうれん草など)を蒸し焼きするのが簡単で美味しい。又、ほうれん草をバター炒めしてそこに卵を落とせば、ココット卵の出来上がり。その他、一人分の雑炊やリゾットなども簡単に出来る。
この形状は吹きこぼれしないように縁を高くしてあるので、安心して使えます。空焚きOKなので、野菜の蒸し焼きもいけるでしょう。
火に掛けられるというのはとても楽しい。2,3日前、小学館から電話がありました。陶板も今度のココットも反応がとても良いので、この「火に掛けられるシリーズ」で他に良いアイデアはないでしょうかということでした。実はあるのです。2つあるのですが、それを今ここで公開して、先にだれかに真似されると困るので、今は秘密です。私の知る限り、2つとも見たことがありません。いずれ公にしますので、ご注目ください。
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by sueki-k | 2009-07-11 23:59 | 土鍋

龍輪大土鍋・初使い(byけい)

きょう、龍輪大土鍋の初使いをしました。
初めてやることは、実際にやってみると意外なことが起こったりするものなので、どうなるかと思ったら無事やることができました。
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良い機会ですので、土鍋の基本的な使い方を伝授しましょう。
土鍋はまず初めにお湯を沸かし、それにお米ひとつま入れ、重湯のようなものを作り、一晩そのままにします。つまり、土鍋の土はとても荒いので、水が染み出ることがあるのです。極端な例ですが、友人が銀座のデパートで土鍋を買ったのですが、これ、水が沸騰しなかったそうです。水が染み出て、それが蒸発するときに熱を奪うので、沸騰しないのです。それを防ぐために重湯を炊いて目詰まりをさせるのです。
龍輪大土鍋も昨日外で炊き、一晩置きました。丁度満月でしたので、つい「月見酒」といってお酒を飲みすぎました。
次に大事なことは、火に掛けるときに、底に水が付いていないことです。よくガラスのビンを割るときに、凧糸に水をつけてビンに巻き、火であぶります。あれと同じで、土鍋の底が濡れていると、割れます。
熱々の土鍋を濡れたところに下ろすと、これも割れます。
要は急熱、急冷に弱いと認識していてください。
それさえ守れば、一生ものです。

きょうは龍ですから、「玉」をテーマに作りました。結果的には、オデンの具みたいになりましたが、おいしかったです。問題は炭を足すのが難しかったことですね。今後の課題です。
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by sueki-k | 2008-12-13 19:27 | 土鍋