陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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カテゴリ:茶道( 4 )

焼き物にはまったきっかけの茶碗

きのうの続きです。

私が焼き物にはまったのは北海道大学の時でした。
あの1,970年、安保闘争の時代でした。
学園紛争盛んな時にでも、茶道研究会ではお茶をやっていました。5月連休のあとだったと思います。お稽古が終わって、誰かが「丸山公園に夜桜を観にいこう」と言いました。これが私の運命を決めたのです。皆で夜桜を観に行ったその帰り、「楽焼」という看板が出ていました。ちょっと気になったのですが、他の人が一緒でしたので、そのまま通りすぎました。翌日そこへ行ったのです。早速抹茶碗を作りました。そしてはまってしまったのです。学校そっちのけでそこに通い始めました。その時に作ったのがこの茶碗でした。
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これが、私が生まれて初めて作った焼き物です。実はこれ以外にもいくつか作ったのですが、これが一番気に入っていたので他は全部割りました。今考えると全部取っておけばよかったと思います。ちょっと格好つけたのでしょうね。

私はこうして茶碗作りにはまりました。こんな面白い世界があるのかと感動し、よし、俺はこれで食って行こうと考えました。すぐに北大を中退し、この世界に飛び込んだというわけです。
この続きはいろいろあるので、いずれ書きますね。

あすは「窯出しコンサート」です。先ほどシンセサイザーの機械を搬入し、音出しをしました。
いや、すごいです。すごい迫力です。びっくりしました。
あすが楽しみです。
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by sueki-k | 2014-05-02 22:28 | 茶道

お茶を再開しました。

本日、久しぶりにお茶のお手前をしました。
15年ぶりくらいにお茶を再開することにしました。
きっかけは、先月お客様に誘われて「お茶事」に行ったことでした。お茶事というのは正式なお茶会のことです。茶道というと抹茶を飲む、くらいにしか普通は思われていませんが、実はお酒も出るのですよ。
正式なお茶会というのは、炉に炭を入れたり、料理が出てきたり、お酒を飲んだりします。そして最後に濃茶が出て、薄茶で締めます。この薄茶がいわゆる「茶道」として知られていますが、これはほんの一部でしかありません。
茶道を習うといっても、この茶事はなかなかしてくれません。先月行った先生のところでは頻繁にお茶事をしているそうです。それで再開しようと思ったわけです。

私の焼き物へのきっかけは茶道でした。北海道大学に入学した時に茶道部に入ったのです。そして、在学中にお茶碗を作ったのが、陶芸人生の始まりでした。

あすは、私が生まれて初めて作った抹茶碗をご覧いただきます。
お楽しみに。

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今、レンゲショウマが芽を出しています。
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これはエイザンスミレです。葉っぱが独特なので、すぐ判ります。
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by sueki-k | 2014-05-01 22:35 | 茶道

抹茶碗は何故高いのか(byけい)

一昨日キムチ作りをして思ったことは、作業が焼き物作りととても似ているということでした。勿論、内容自体は全然違いますが、作業の進め方は同じです。例えば、よく「段取り八分」と言います。私の好きな言葉で、段取りさえちゃんと出来ていれは仕事は八分方終わったものだ、という意味です。これ焼き物作りも料理も同じですね。また、片付けが大事、片付けながら仕事をする。これも同じ。終わったあとも大事。大工さんなども、仕事が終わった後を見ればその人の腕が判るという。つまりこれは職人の世界なのです。
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焼き物は工芸という分野に属します。工芸とは「使える」要素がある。純粋芸術ではありません。「工」は職人、「芸」は芸術家。我々は職人と芸術家の間にいます。食器ばかり作っている人は職人に近い。壷や花器などは芸術に近い。オブジェは純粋芸術といってもいいでしょう。
よくされる質問です。
「抹茶茶碗は飯茶碗より何故高いのですか?」
確かに私の場合も、穴窯の飯茶碗は6000円くらいで、抹茶碗は5~7万円します。灯油窯のものでも、3000円と3万円。ちょうど一桁くらい違いますね。大きさも形もそれほど違わないのに、何故そんなに値段の差があるのでしょうか。
それは飯茶碗は「工」に近いからです。作るときも同じものをたくさん作ります。対して抹茶碗は「芸」に近い。同じものは作りません。一個づつ丁寧に、一品物で作ります。且つ削りもゆっくり。窯の中の最高の場所に入れます。おまけに桐箱に入れ、箱書きします。で、当然高くなるわけです。
私の最終目標は抹茶碗です。これは最終的に芸術を目指すということです。今年東京で還暦を記念して「百碗展」をしようと思っています。抹茶碗百個だけの個展です。皆さん是非お越しくださいね。
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by sueki-k | 2009-01-13 19:39 | 茶道

お茶会に行ってきました(byけい)

きょう、お茶会に行ってきました。
前橋の臨江閣というところで、有名なところらしかったのですが、私は初めて行きました。
なんでも明治の初めころ、前橋にはお客を招く所が無いというので、民間の人達がお金を出し合って作ったそうです。いわば迎賓館のようなものです。和風の造りで庭園もあって、なかなか良い所でした。ちょっとがっかりしたのは、この日本庭園に芝生が植えてあったことです。まあ、その方が手入れが簡単なのでしょうが、ちょっとセンスを疑いますね。
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私は大学の茶道部に入って、それがきっかけで焼き物に出会い、この世界に飛び込みました。流派は裏千家で、きょうのお茶会も裏千家でしたので、久しぶりでしたが気楽に出掛けました。でもせっかくですから着物で出掛けました。男性の皆さん、もっと気楽に着物を着ましょう。というのも、男性の場合、慣れると5分で着られます。私はちょっと映画やレストランへ行くときに着物で行きます。こういうのは慣れですからね。きょうも男性が何人か来ていましたが、私以外は全員、背広にネクタイでした。いつからこんな風になってしまったのでしょう。
きょう気が付いたことを一つ。男性諸君!お茶の飲み方くらいは一度習って置きましょうね。一度30分習えば、一生大丈夫です。私は高校の時に、洋食の食べ方を習いました。おかげで一生洋食を食べる時に物怖じしません。
きょう、とてもマズイと思ったのは、正客に男性が座らされて、その人がお茶のことを何も知らなかったことです。その男性はどこかの社長さんらしいのですが、すぐに胡坐をかいて、最初から最後まで一言もしゃべりませんでした。お茶会は正客と飯頭(ハントウ)との会話から成り立つので、お茶を知らないひとが正客になると、つまらないものになってしまうのです。つまり初心者は真ん中辺に座るのが無難なのです。せっかくお茶席に来るのでしたら、ゴルフの時間30分をお茶の飲み方に回して貰いたいものです。
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by sueki-k | 2008-10-26 20:49 | 茶道