陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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パラドックスその2《恵まれているは恵まれていない》(byけい)

毎週水曜日は、子猫「のり」の成長記録と、私のエッセイを載せます。
のりの体重は今600グラム、体長33cm、シッポの長さが11cmだから、本体の長さは22cmです。最近よくじゃれるようになりました。
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世の中はパラドックスに満ちている。
先週《自由は不自由、不自由は自由》ということを書きましたが、きょうは《恵まれているは恵まれていない、恵まれていないは恵まれている》です。
前回の話の続きのような話ですが、最近の日本を見ていると、特に子供達は少なくとも物質的にはとても恵まれている。でも恵まれすぎていて、どこかかわいそう。反対に発展途上国の子供達は、目がキラキラ輝いている。夢を語る大会をしたら、日本の子供達は絶対負けるでしょうね。
「帝王学」というのがあるそうです。たとえばロックフェラーなどの超大金持ちの家では、特別の教育をする。というのも恵まれすぎは人間を駄目にするから、そこのあたりを意識して、駄目にならないように教育するのでしょうね。
今の日本の生活は、昔のお殿様と同じくらいのレベルだそうです。してみるとあまり意識しないで子育てをすると、恵まれすぎていて、駄目な方向に行くのではないでしょうか。「帝王学」というのが、具体的にどんなものか知りたいですね。
私の身近な子供達を見てみると、恵まれているのに駄目になってゆくケースと、恵まれていないからこそ頑張っているケースが多く見られます。
ところで、また私事になってしまいますが、私は恵まれているのか、恵まれていないのか。
私の母は私の小さい頃肺結核になりました。小学校の頃、たまに母が家に帰ってきても、病気が移るからといってそばにも寄れませんでした。だから、私は母の膝の上に乗った記憶とか、一緒に風呂に入ったり寝たりした記憶はありません。父は私が10歳のときに、突然脳溢血で死にました。そして母は、私が20歳の時に死にました。その時点で祖父も祖母も全員他界。だから焼き物の道に入って独立独歩でやってきました。
小さい頃身体が弱く、勉強もできず最悪でした。
でも、そこが不思議なところですが、だからこそ色々な人に恵まれ助けて貰いました。
兎に角、今は健康で(30年間歯医者以外は行ったことがない)焼き物で生活しています。
私は多分恵まれていなかった分、恵まれているのでしょうね。
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by sueki-k | 2008-09-17 15:26 | パラドックスと猫