陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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温度計の話

窯焚き4日目です。
窯には今は温度計がついていますが、昔はありませんでした。
温度は火の色で見ていました。
赤黒い色からだんだん明るくなり、温度が上がってゆくと白っぽくなります。
現代では「熱電対」という温度計があり正確に計ることができます。
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これが熱電対で、窯に差し込んであります。
計量器に温度が表示されます。
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さてこの熱電対はどんな構造になっているのでしょうか。
このあたりはプロの陶芸家も知らなかったりします。
ちょっと専門的な話ですが、知っておいても無駄にはならないでしょうから、説明しますね。

この熱電対は筒の中に電線が二本あり、その先に2種類の金属片があります。2種類の金属を接するとそこに微電流が流れます。その微電流は温度によって変化します。それを計測すると温度が分かるのです。
原理は簡単ですが、実際には難しい。故にこの熱電対は高価で、10万円くらいします。

私は京都の登り窯で修行したので、温度計は使いませんんでした。もし私ひとりで窯を焚くならこの熱電対は使わないのですが、弟子など初心者に焚いてもらう場合はこれが有効なので使っています。寝ている間に「1時間に30度温度を上げるように」と指示すればいいので楽です。
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by sueki-k | 2014-04-19 23:23 | 焼物の専門的な話