陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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乾燥

きのう、きょうと我が工房では「工房開放」という一種の陶芸教室がありました。穴窯が近いので、生徒はいろいろな作品や大作を作っています。そこで大切なのは乾燥です。
ゆっくり乾かさないと、特に大作は底にヒビが入ります。
ちゃんとした仕事場ですと「室(ムロ)」というのがあり、そこで乾かします。室というのは、要は戸をつけて密閉できる1畳くらいの棚です。下には水が張れるようにしてあり、そこのに入れるとゆっくり乾かすことができます。遠野の仕事場には室がありましたが、今の私の仕事場にはないので、写真のように布をかぶせてゆっくり乾かすことにしています。これ結構有効で、成功率は高いですね。
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棚の上でもこうして布をかぶせて乾燥します。これ、今年の秋の「日本伝統工芸展」のための作品です。
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特に底が厚いと割れやすい。それは何故かというと、底はもともと乾燥しにくくて、その上厚いと乾燥のスピードが底だけ遅いからです。するとこういう風の切れます。
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ですから、削りは側面より高台の中のほうが薄いほうが良いのです。
焼き物の専門的な話でした。
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by sueki-k | 2014-04-07 22:07 | 焼物の専門的な話