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陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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「永遠のゼロ」私見

先月、映画「永遠のゼロ」を観ました。これは原作も読んでいるので、映画では判らない部分も理解できました。
陶芸家(つまり工芸家)から私なりの感想を書いてみます。

日本は工芸の国です。これは特に江戸時代に発展しました。明治初期に外人が日本にやってきて、日本の工芸の多様さと質の高さにびっくりしたそうです。

こんな話もあります。
種子島に鉄砲を伝えたオランダ人(でしたっけ)が、数年後に日本に来たら、日本人はもう同じものを作っていたというのですね。他の国にも伝えましたが、そういうことはなかったのだそうです。そして、その鉄砲を実践で世界で初めて使ったのが日本なのだそうです。ヨーロッパでも実践では使っていなかったらしい。そのくらい日本人は手先が器用というか、工芸的なものが好きというか、そういう面では優れているのですね。

ところで、ゼロ戦です。明治になって西洋文化が伝わって、100年もたたないうちに日本は、こと飛行機にかんしては追い越してしまったのです。ゼロ戦はとても優秀だったことが原作に詳しく載っていました。

第二次世界大戦というのは、大きくみると、あっという間に西洋を追い越しそうな日本をたたくための戦争だったというのが私見です。そして見事にやられてしまった。

ところが日本はそんなことではへこたれません。
産業技術に関しては天才的です。産業戦争で西洋を凌駕している。その典型がトヨタでしょう。
この話、長くなるので、続きは明日にします。

きょうは写真がないので、我が家の庭をお見せします。
我が家はまだこんなに雪が残っています。
「永遠のゼロ」私見_c0178008_13172115.jpg

by sueki-k | 2014-03-15 13:17 | 佐藤けいのエッセイ