陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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高台の役割②

昨日の話の続きです。
高台には様々な役割がありますが、そのうち重要なのは②「重さ(軽くする)」です。
まず、図を見てください。
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左上はロクロを挽いた状態です。それを削ると右上になります。
理想をいうと縁から底まで同じ厚さが良い。でもそうなると不安定になります。そこで高台が必要になってきます。それが昨日の①です。
高台をつけることによって、本体を薄く削ることが出来ます。これが高台の重要な役割です。

形を重視して、わざと高台をつけないこともあります。
例えばこの湯のみ。
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これには高台らしきものがありません。が、裏返すとこうです。
c0178008_19484756.jpg

こういう高台を「碁笥底」といいます。碁笥とは碁石を入れる木の容器です。
これが碁笥です。
c0178008_19505242.jpg

これの裏はこうなっています。
c0178008_1951418.jpg

図をみていただくと分りますが、碁笥底は余分な肉がついていて、重くなります。重くてもいいから形を重視する時に碁笥底にします。

さて明日は、焼物から離れて、いろいろな花が咲いているので紹介します。
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by sueki-k | 2012-08-25 19:44 | 焼物の一般的な話