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陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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無駄なく、無理なく、むらがなく(byけい)

先日、ちょっとした手違いがあって、数時間分の仕事がパーになったことがありました。私はショックで一日仕事が出来ませんでした。仕事というのは、水が流れるように、サラっとやるべきと思っています。
以前、茶道を習っていたときに師匠によく言われました。「無駄なく、無理なく、むらがなく」やりなさい、と。
この言葉、どういう世界にも通じるのではないでしょうか。「段取り八部」という言葉もあります。これも、段取りをしておくと、仕事が流れるように出来、その結果効率が良いということだと思います。
無駄なく、無理なく、むらがなく(byけい)_c0178008_20522680.jpg

写真はトンボという道具の置き場です。同じものをロクロをするとき、このトンボで口径と深さを測ります。ふくらみなどの形は勘です。これ竹トンボに似ているからトンボというのでしょう。私は写真のように板に穴を空けて差込み整理をしています。必要な時にさっと出せるためです。
焼物は、芸術家的な部分と職人的な部分があります。この職人的な仕事は、スピードが大事です。1日100個作る人と、200個作る人とでは倍の収入の差が出来ます。トンボを探すのに手間取っていると、無駄な時間を過ごすことになります。無駄はいけません。
また無理もいけません。仕事はマラソンです。コンスタントに仕事をするのが、効率が良いのです。同じく、むらもいけません。
先日、ピアノのレッスンでも、無駄を省くよう言われました。
自然体で仕事をしたいものです。
by sueki-k | 2009-08-08 21:05 | 私の好きな言葉