陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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宇野千代さんのこと(byけい)

一昨日、山本陽子さんの話をしましたが、きょうはその続き。
宇野千代さんは、作家で、若い人は知らないと思いますが、我々の世代では有名です。「おはん」という小説が映画化され、その縁で山本陽子さんが宇野さんと知り合ったようですね。確かその映画は吉永小百合さんも出ていたと思います。
きょうの写真は「おはん」にしようと思って探したのですが、見つからないので別のにしました。
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20年ほど前、私は岩手県・遠野市の「万世の里」というところに招聘されて、そこに穴窯を築き、作陶していました。そこの村長さんが宇野千代さんで、よくいらっしゃいました。「素晴らしき仲間」というテレビにも一緒に出ました。当時宇野さんは87~88歳で、いつも薄くお化粧をして、色っぽい方でした。
先日、山本陽子さんがラジオで言っていました。「宇野さんはね、いい男をみると、じっとまばたきもせずに見つめ《いい男ですね~》というのです。」いや、私もされました!じっと私をみつめ、「いい男ですね~」と言われたのです。当時私は38、9歳だったと思います。宇野さんがあと10歳若かったらヤバかったぞと思いましたが、誰にでも言っていたのですね。残念。
88歳の時に米寿のパーティが帝国ホテルで行われ、私も招待されて行きました。その時、たまたま私の横に吉永小百合さんがいて、並んで写真を撮ったのですが、その時の写真どこかにある筈です。
パーティの最後の挨拶が傑作でした。「皆さん次は《白寿》のパーティですから、その時まで元気でいてください。」白寿とは99歳です。当時宇野さんは「私は死なないようなきがする」とおっしゃっていました。結局99歳でお亡くなりになりました。
《女の色気は灰になるまで》と言ったのは宇野さんだったと思いますが、本当にすばらしい人と出会えてラッキーだったと思います。天に感謝!
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by sueki-k | 2009-03-08 20:02 | 私の出会った人々