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陶芸家の森の日々                      ~佐藤火圭(けい)ワールドへようこそ!

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源氏物語(byけい)

白の子犬「モチ」の貰い手が決まりました。モチ、おめでとう!売れ残らなくて良かったね。
きのうは、高崎市内の金沢屋という布団屋さんで、源氏物語の話があり、女房と着物で出席して来ました。講師は角田先生という元高校の先生で、話をしているうちに何と高崎高校に私が在学していた時の先生でした。直接教わっていなかったので知らなかったのですが、3年間一緒にいたにもかかわらず名前すら知らなかったとは、失礼いたしました!私の高校時代は合唱オンリーでしたから、それ以外のことは何も知らないのです。
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日本人は、よくアメリカなどのパーティで源氏物語のことを質問されるそうです。例えば「光源氏は何歳まで生きたのですか?」たいていの日本人は答えられないそうです。日本人はジャンクリストフは読んでも、源氏物語は読まないですね。私も読んでいません。
角田先生は昨日の講義のために、4ヶ月かけて全部読んだそうです。いろいろな話をしてくださいましたが、面白かったのは、源氏物語は、主役は光源氏だが、紫式部が書きたかったのは女の気持ちではなかったかということでした。そこで思い出したのは「アマデウス」という映画でした。アマデウスモーツアルトの映画なのですが、本当の主役、はサリエリという一見脇役の凡庸な作曲家です。モーツアルトという天才に対して、凡人の苦しみを描きだした傑作です。源氏物語も光源氏というカッコイイ美男子の女性遍歴を通して、女性の葛藤を描きだしたものだそうです。なにしろ作者が女性ですからね。当然かもしれません。
光源氏は52歳まで生きたそうです。これで外人のパーティに出ても大丈夫かな?
いずれ暇になったら、全部読んでみたいですね。
by sueki-k | 2009-02-12 19:47 | 佐藤けいのエッセイ